平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
シミュレ−ション工学 豊田幸裕 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610008 2年 生産工学専攻
(機械工学コース)
必修 2単位
授業概要
本講義では、コンピュータを用いたシミュレーションの「予測」としての側面を学ぶため、実データに基づいた予測モデル構築に必用な知識と手順を理解する。さらに、測定データ中に存在する因果関係・感度の解析や、広く用いられているソフトウェアセンサとしての予測モデルの効用について理解する。
  到達目標
   1. 最小二乗法が理解できる
   2. 多変量解析のメリット・デメリットが理解できる
   3. MATLAB等を用いて,与えられた課題について解析することができる
教科書
配付資料
参考書
「東京大学情報科学セミナー:予測」,齋藤幹二郎著,朝日出版社
「これならわかる応用数学教室:最小二乗法からウェーブレットまで」,金谷健一著,共立出版
授業の進め方
配付資料に基づき,コンピュータによるシミュレーションの役割を解説し,目的に応じた種々のシミュレーションの解説と手順を紹介する。また,演習により,「何のために」,「何を」,「どうする」という点を補完する。
授業内容
1 ガイダンス
2 最小二乗法理論(1)
3 最小二乗法理論(2)
4 多変量解析(1)
5 多変量解析(2)
6 多変量解析(3)
7 最小二乗法の演習(1)
8 最小二乗法の演習(2)
9 非線形最小二乗法理論
10 非線形最小二乗法の演習(1)
11 非線形最小二乗法の演習(2)
12 非線形最小二乗法の演習(3)
13 大気中のCO2濃度の要因分析と予測に関する演習(1)
14 大気中のCO2濃度の要因分析と予測に関する演習(2)
15 大気中のCO2濃度の要因分析と予測に関する演習(3)
成績評価の方法
課題のレポートを総合100%で評価する。
ただし,授業の欠席回数が1/4を越えた場合は,原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
 この講義では,身近な事例をとおして、コンピュータによる予測の基礎と応用を学ぶことができます。シミュレーション工学で、「予測」ということに注目したのは、企業や官庁を問わず、予測と無縁な業務はないからです。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
C-3