平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
マイクロ波工学 内藤 出 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
620120 1年、2年 電子工学専攻 2単位
授業概要
マイクロ波のような高周波回路においては分布定数線路的取扱いが必要である。分布定数線路に沿うマイクロ波の伝搬、導波管、アンテナ、その他マイクロ波の応用などについて講義し、最近身近になってきているマイクロ波技術を身につけるように講義する。
  到達目標
   1. マイクロ波回路、アンテナなどの基本特性を理解できること。
   2. マイクロ波技術が如何にして最新の製品に反映されているかを理解できること。
   3. 与えられた課題に対して自分で検討し、その結果を論理的に記述できること。
教科書
マイクロ波工学の基礎 平田 仁 著 (日本理工出版会)
参考書
マイクロ波工学 中島将光 著 (森北出版)
授業の進め方
基本的に教科書に沿って重要な技術について講義する。また、随時、マイクロ波技術に関する最新の技術・製品開発動向等を紹介し、講義内容との関連について説明する。また、区切りの良いところで小テストあるいは報告書の提出を行う。
授業内容
1 分布定数線路上波動の伝搬特性
2 分布定数線路の2端子対回路としての取扱い
3 マクスウエルの方程式
4 マイクロ波の反射・透過
5 伝搬モード、平行板線路、同軸線路
6 方形導波管、円形導波管
7 ストリップ線路
8 マジックT、方向性結合器
9 共振器
10 フェライトを用いた素子(非可逆素子)
11 マイクロ波集積回路素子(パッシブ素子)
12 マイクロ波半導体素子(アクティブ素子)
13 マイクロ波の放出(アンテナ)
14 マイクロ波の応用
15 期末試験
成績評価の方法
期末試験80%、小テストあるいは提出物20%で評価する。

授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
携帯電話、電子レンジなど身近な製品に広くマイクロ波技術は使われている。物理的イメージを常に考えるように癖を付け、マイクロ波技術を用いた製品を自分自身が設計する立場で授業に参加し、式の導出など自分自身でも手を動かすこと。このようにすると理解度が一層増すと考える。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1