平成24年度

授業科目					担当教員				開講期
線形システム理論					松木剛志				後期
科目番号					対象学年				必修・選択の別		単位数
620101					1年　電子工学専攻				選択必修		2単位
授業概要 状態空間における系の表現法や性質を学ぶ上で，ベクトルやノルム空間，ラプラス変換などの必要な数学知識を復習しながら，定理や設計条件を紹介する． 　　到達目標 　　　1. 系の構造理論について理解している． 　　　2. 系の安定性について理解している．
教科書 なし 参考書 小郷寛，美多勉　「システム制御理論入門」　（実教） 吉川昭　「システム、信号処理、そしてプログラミング」　（コロナ） 細江繁幸　「システムと制御」　（オーム） 中溝高好，小林伸明　「システム制御の講義と演習」　（日新） 片山徹　「応用カルマンフィルタ」　（朝倉）
授業の進め方 講義および演習
授業内容 1 状態空間表現 2 状態方程式の導出と解法 3 可制御性と可観測性 4 モード展開 5 ベクトル空間の再考 6 固有値・固有ベクトルの再考 7 対角正準系とJordan形式 8 ＜中間試験＞ 9 Kalmanの正準構造定理 10 二次形式と正定性の判別 11 ノルム空間と位相空間 12 Lyapunovの安定定理 13 極配置による制御系設計 14 最適制御問題（D.P.法，M.P法） 15 ＜期末試験＞
成績評価の方法 中間試験と期末試験の平均で評価する．授業の欠席回数が１/４を超えた場合は，原則として単位を認定しない．
学生へのメッセージ 電気系，機械系，化学系など様々なシステムのダイナミクスの解析や制御の共通の基礎として，線形システム理論の用途は多岐に渡ります．各理論を学ぶ上で数学の知識も不可欠のため，個人でも十分に復習しながら講義に望んで欲しい．
学習・教育目標 (生産工学)						学習・教育目標 (電子工学)			学習・教育目標 (生物応用化学)
機械工学コース			環境材料工学コース
						A-2