平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
問題解決グループ演習 皆本佳計、横山隆志 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
620004 1年 電子工学専攻 必修 2単位
授業概要
 与えられた課題を解決するには、事実の把握、本質的な問題点の発見、導かれた仮説の検証、事実だけに基づいた最適な解決策の立案、計画的に実行できる能力が必要である。本授業では、問題解決能力に必要な手法・スキルを、講義とケーススタディによるグループ演習を通して実践的に学ぶ。
  到達目標
   1. 問題解決の基本プロセスを理解する。
   2. 問題解決に必要な情報収集能力を身につける。
   3. 論理的に思考を進めるための手法・ツールの使い方を身につける。
   4. 得られたデータ、導かれた仮説の検証ができる。
   5. 問題解決策の立案・実行計画が建てられる。
   6. グループ内・グループ間でのコミュニケーションを取りながら、問題解決のプロセスを円滑に行うことができる。
教科書
プリント
参考書
実戦!問題解決法  大前研一・斎藤顕一 著  小学館
問題解決の発想と表現  東千秋・柴山盛生他 著  放送大学教育振興会
授業の進め方
 プリント及びCD-ROM教材などを用いて様々な事例を紹介しながら、討論を交えて授業を進める。また、問題解決演習や情報収集・分析演習などは4〜5名のグループで行い、チームで仕事をする場合の役割分担のありかた、リーダーシップのとり方なども経験を通して学ばせる。毎回課題を与える。後半においては、立案したアイデアの有効性をものづくりを通して確認するテーマにも取り組ませる。
授業内容
1 序論(問題解決とは)
2 問題解決演習
3 情報の収集と整理統合
4 情報収集・分析演習
5 論理的に思考を進めるための手法・ツール
6 演習
7 演習
8 得られたデータ、導かれた仮説の検証
9 問題解決策の立案
10 プレゼンテーションと交渉 
11 総合事例演習(第1回)
12 総合事例演習(第2回)
13 総合事例演習(第3回)
14 総合事例演習(第4回)
15 総合事例演習(事例発表会)
成績評価の方法
講義時にはレポート課題を課し、5点満点で評価する。グループ演習においては、グループごとの発表内容で評価する。また、各人の課題への取り組み方も評価対象になる。レポート 60%、グループ演習成果(各個人の課題への取り組み姿勢を含む)40%で評価する。
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
 問題解決能力は講義を聴くだけでは身に付かない。最初は慣れない演習であるため、誰もが失敗を重ねると思われるが、積極的に演習に取り組めば、失敗経験が実のあるものになり、次回にはより良いアイデアを思いつくようになる。問題解決能力を身につけておけば、システムデザイン工学演習や特別研究の過程で問題が生じても、自らの力で解決できるようになる。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    C-1 C-2