平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
品質・安全管理 河合 洋一・未定 集中講義
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
630119 2年 生物応用化学専攻 選択必修 1単位
授業概要
技術者が企業において製品を製造する上において、安定した製品を安全に消費者に供給することを念頭におくことは最も重要である。この授業では、生産現場で必要とされる品質管理と安全管理について、企業の技術者による講義を通してその重要性を認識することを目的とする。
  到達目標
   1. 品質管理の目的と意義を説明できること。
   2. 品質計画から品質改善までのPDCAサイクルの重要性を説明できること。
   3. 品質管理の実践としてのQC7つ道具の使い方を説明できること。
   4. 安全管理の視点から技術者の倫理の重要性を説明できること。
   5. 安全の概念およびリスク管理の考え方を簡単に説明できること。
   6. 安全性評価の方法や未然防止技術について簡単に説明できること。
教科書
配布プリント
参考書
よくわかるリスクアセスメント-事故未然防止の技術  向殿政男 著  (中災防新書)
事故から学ぶ技術者倫理  中村昌允 著  (工業調査会)
授業の進め方
企業の技術者の方による集中講義(90分×8回)で実施する。
授業内容
 第1回 品質管理とは(品質管理の目的、TQCとTQM、QCストーリー、PDCAサイクル)
第2回 品質計画、品質管理の実践1(サンプリング法、QC7つ道具)
第3回 品質管理の実践2(QC7つ道具)
第4回 品質保証、品質改善、製造物責任と消費者保護
第5回 安全と技術者の倫理
第6回 安全とは(安全・リスクの概念、リスク管理の考え方、産業災害の実態)
第7回 安全性評価(システム解析(HAZOP、FMEA、FTA)など)
第8回 未然防止技術(フェールセーフ、フールプルーフなど)
成績評価の方法
報告書の内容を100%として評価する。
学生へのメッセージ
品質管理と安全管理について生産現場に近い技術者の生の話を聞くことで、技術者として必要とされる基本的な管理の考え方を知ってもらいたい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      A-1、A-2、D-3