平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
微生物工学概論 早瀬 伸樹 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
630104 1年 生物応用化学専攻 選択必修 2単位
授業概要
食品産業、医薬品製造、環境浄化、資源エネルギー関連の様々な分野において、微生物の応用技術が利用されている。本講義においては、微生物の基礎知識や微生物細胞内でおこっている様々な物質代謝を学習しながら、微生物の工学的利用技術を修得する。
  到達目標
   1. 微生物学の発展に関する代表的な発見の概要を説明できること。
   2. 微生物の育種法の概要について説明できること。
   3. 微生物の代表的な代謝(解糖経路、TCAサイクル)と利用について説明できること。
   4. 酵素の生産とその生合成の制御機構の概要を説明できること。
   5. 酵素の反応速度論的解析方法を理解し、Km値等を求めることができること。
   6. 微生物を用いた醸造、発酵食品の生産について概要を説明できること。
   7. アミノ酸醗酵の概要を説明できること。
   8. 微生物を利用する廃水処理の概要を説明できること。
教科書
応用微生物学 村尾澤夫・荒井基夫
参考書
微生物工学 百瀬春生 編  (丸善)
授業の進め方
教科書に沿って講義方式で行う。
授業内容
1 微生物利用学の発展と産業への応用
2 微生物の生育
3 有用微生物の分離
4 突然変異による微生物の改良
5 遺伝子組換えによる微生物菌株の改良
6 物質代謝とエネルギー代謝(1)
7 物質代謝とエネルギー代謝(2)
8 中間試験
9 タンパク質の生合成
10 酵素の触媒作用
11 酵素の反応速度論
12 代謝調節
13 微生物の利用(発酵、醸造食品)
14 微生物の利用(アミノ酸発酵)
15 期末試験
成績評価の方法
評価は定期試験の結果を90%、提出物10%として評価する。
学生へのメッセージ
微生物に関する基礎知識を持たない学生を対象に、微生物の基本的な特性及びその利用についてわかりやすく解説する。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
      B-4