平成24年度

授業科目					担当教員				開講期
ヨーロッパ文化論					木本伸				前期
科目番号					対象学年				必修・選択の別		単位数
600106					1年　全専攻				選択必修		２単位
授業概要 この授業ではヴィクトール・E・フランクル 著『夜と霧』を解読する。そのために，まずヨーロッパ史の影の部分といえるユダヤ人問題を概観する。キリスト教の成立からナチスによるユダヤ人虐殺とイスラエルの建国に至る二千年の歴史を駆け足で見ていくことになるだろう。それと並行して『夜と霧』の各章を解読していく。 　　到達目標 　　　1. ヨーロッパ史におけるユダヤ人問題を理解できる。 　　　2. ナチスの成立とヨーロッパのユダヤ人問題との関係を理解できる。 　　　3. イスラエルの建国と中東問題の基本構造を理解できる。 　　　4. 『夜と霧』各章の諸問題を理解できる。
教科書 『夜と霧 新版』ヴィクトール・E・フランクル 著，池田 香代子 訳 参考書 『ヨーロッパ思想入門』岩田靖夫 著　岩波ジュニア新書 『生きる勇気』ティリッヒ 著　平凡社ライブラリー
授業の進め方 『夜と霧』を通読・解説していく。それと並行して，ユダヤ人問題の歴史的背景を解説する。
授業内容 前期 後期 1 ガイダンス：ヨーロッパ史におけるユダヤ人問題と『夜と霧』 1 2 『夜と霧』第１章 2 3 『夜と霧』第２章 3 4 『夜と霧』第３章 4 5 『夜と霧』第４章 5 6 『夜と霧』第５章 6 7 『夜と霧』第６章 7 8 『夜と霧』第７章 8 9 『夜と霧』第８章 9 10 『夜と霧』第９章 10 11 『夜と霧』第10章 11 12 『夜と霧』第11章 12 13 『夜と霧』第12章 13 14 『夜と霧』第13章 14 15 『夜と霧』第14章 15
成績評価の方法 定期試験(90％)と授業中の発表(10％)により評価する。なお授業の欠席回数が１/４を超えた場合は，原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ 受講者は全員『夜と霧』の定められた箇所を事前に通読しておくこと。各章の担当者は本文の内容を的確に要約すること。その他の受講者も授業中の討論に積極的に参加することが求められる。
学習・教育目標 (生産工学)						学習・教育目標 (電子工学)			学習・教育目標 (生物応用化学)
機械工学コース			環境材料工学コース
D-1			D-1			D-1			D-3