平成24年度
授業科目 担当教員 開講期
人間と倫理 谷本 修治 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
600001 2年 全専攻 必修 2単位
授業概要
伝統的な倫理思想の理解をもとに生命倫理の諸問題について学ぶことにより、現代社会の特質と倫理について考える。
ディベートのための立論作成を通じてディベートの基本を学ぶ。
  到達目標
   1. 徳倫理の特質について理解する。
   2. 動機主義の倫理の特質について理解する。
   3. 功利主義の倫理の特質について理解する。
   4. 実存主義の倫理の特質について理解する。
   5. 生命倫理をめぐる諸問題について理解する。
   6. ディベートの立論を作成できる。
教科書
人間と倫理プリント 
参考書
応用倫理学のすすめ 加藤尚武著 (丸善)
バイオエシックス入門 今井道夫編著 (東信堂)
ディベートのすすめ 望月和彦著(有斐閣)
中高生のためのやさしいディベート入門 上條晴夫著(学事出版)
授業の進め方
おもに講義形式で行う。必要に応じて資料プリントを配布する。
授業内容
1 導入:授業ガイダンス 
われわれにとって倫理とは  
2 倫理の諸相:古代ギリシャの徳倫理
3 倫理の諸相および近代思想における人間像(1):学問の方法 ベーコンとデカルト
4 倫理の諸相および近代思想における人間像(2):社会契約の思想 ホッブズとロック
5 倫理の諸相および近代思想における人間像(3):動機主義の倫理 カントの倫理思想
6 倫理の諸相および近代思想における人間像(4):功利主義の倫理 ベンサムとミル
7 倫理の諸相および近代思想における人間像(5):実証主義と進化論 コント、ダーウィン、スペンサー
8 倫理の諸相および近代思想における人間像(6):実存主義の倫理 キルケゴール、ニーチェ
9 倫理の諸相および近代思想における人間像(7):実存主義の倫理 ハイデガー、ヤスパース、サルトル 
10 ディベートの立論について、生命倫理とは
11 今なぜ生命倫理なのか
12 ディベートのために:脳死と臓器移植(1)
13 ディベートのために:脳死と臓器移植(2)
14 ディベートのために:脳死と臓器移植(3)
15 期末試験
成績評価の方法
期末試験(小論文形式)(70%)、レポートおよびディベート立論(30%)により評価する。
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
生命倫理をめぐる諸問題を学ぶことを通じて、現代社会の特質について考えてほしい。ディベートの目的は、一定のルールに従って、相手の考えを理解した上で、主張すべきは主張して、かみ合った議論を展開することにある。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
D-1, D-1,D-2 D-1 A-2、D-3