平成23年度
授業科目 担当教員 開講期
機械工学概論 松岡俊雄 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151508 5年 環境材料工学科 1単位
授業概要
原則として教科書に沿って学習を進める。風水力機械の原理。熱力学の第1法則と第2法則。特に作動流体の状態量と発生する仕事量の関係を理解する。内燃機関のガソリン機関とディーゼル機関、推進機関、ガスタービンの作動原理。外燃機関としてのボイラと蒸気タービンの作動原理。冷凍理論の作動原理。自動車の作動原理を理解し、安全運転に資する。
  到達目標
   1. 風水録機械選択する能力を身につける。エネルギーの利用と変換の基本を理解し、.内燃機関(Otto, Diesel Braytonの各サイクル)、外燃機関(Rankineサイクル)、冷凍機の各サイクルの原理を理解すること。各サイクルを表現するのに用いられる線図(Otto, Diesel, Brayton : pv線図、蒸気原動所: hs線図、Rankine : Ts線図、冷凍サイクル : ph線図)の読み方、使い方を会得する。自動車のユーザとしての最低限の知識を会得する。
教科書
原動機-新訂版-   安藤常世ほか10名   (実教出版)
参考書
なし
授業の進め方
風水力機械を中心にエネルギー変換、熱力学の応用としての熱機関を中心に授業を進め、熱力学の第1法則、第2法則、伝熱学の基礎と他の輸送現象論との関連を理解する。又、冷凍理論と空気調和を学んでから自動車の原理を概論する。毎授業ごとに練習問題を実施し、中間、定期試験にはその内容を中心に出題する。
授業内容
1 エネルギーの変換と利用
2 流体機械の基礎
3 ポンプ、水車
4 送風機、油圧機器
5 熱力学の基礎
6 オットーサイクルとガソリン機関
7 ディーゼルサイクルとディーゼル機関
8 中間試験
9 推進機関とガスタービン
10 蒸気の性質とボイラの構造
11 伝熱学の基礎
12 蒸気タービンの作動原理と構造
13 冷凍機と空気調和
14 自動車と自動二輪車
15 期末定期試験
成績評価の方法
中間試験と前期末試験の結果を50%ずつとすることを原則にする。
学生へのメッセージ
機械工学全般についての勉強ではなく主としてエネルギー変換中心に授業を進めます。特に熱力学は材料工学科の学生が学ぶ方面とは違った分野で使われている点を理解して貰いたいと思います。機械工学全般についての勉強ではなく主としてエネルギー変換中心に授業を進めます。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
  B-3