平成23年度
授業科目 担当教員 開講期
環境材料工学1 朝日太郎、高見静香 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
151409 4年　環境材料工学科 選択必修 2単位
授業概要
近年は「環境」を意識した新技術への要求が高まり、新材料開発においても、従来の高機能性に加えて、環境調和性に富んだ材料の開発が要求されるようになってきた。この授業では、環境科学の基礎を学び、資源循環型社会の構築において材料工学分野の果たす役割について理解することを目標とする。
　　到達目標
　　　1. 地球環境に強い関心を持ち、現在何が問題となっているかが分かること。
　　　2. 種々の環境問題の発生要因・背景と人間の生産活動・経済活動との関連性について理解できること。
　　　3. 環境問題の実態、また環境問題を分析する調査方法を知り、環境に関する調査・分析の基礎知識を習得すること。
　　　4. 環境保全技術についての基礎知識を持ち、環境保全に対する取組み方法を理解することが出来るようになること。
　　　5. 材料技術者としてのあり方について考え、自らの行動と地球環境との関連性について考えることが出来るようになること。
教科書
環境科学、渡辺征夫ほか、実教出版
参考書
環境科学、吉原利一、オーム社
化学環境学、御園生　誠　著、 裳華房
グリーンマテリアルテクノロジー、工藤・御園生、講談社サイエンティフィク
図解エコマテリアルのすべて、環境材料研究会編、工業調査会
授業の進め方
教科書や配布プリントを中心に板書形式で講義を進める。課題を適時実施して、講義内容の理解度を深める。また、関連する分野の科学記事などを紹介し、広く環境科学や材料科学に関する内容への興味を深めてもらう。
授業内容
前期 後期
1 地球環境問題とは？（地球環境と生命体の活動、環境と化学技術） 1 環境調査の目的と方法�　閉敢困量榲�）
2 環境と生態系について(生態系の仕組みと保全について) 2 環境調査の目的と方法�◆粉超�汚染物質測定の基礎）
3 大気環境�　瞥諭垢並腟け�染問題について） 3 大気の測定�　併醂舛虜亮茵�大気汚染濃度表示や計算について）
4 大気環境�◆並腟け�染物質の除去技術） 4 大気の測定�◆奮銅鑛�析・測定方法について）
5 水質環境�　平經超�の汚染について） 5 水質測定�　併醂舛虜亮茵⊃綣舛了愽犬砲弔い董�
6 水質環境�◆扮�染水の処理技術） 6 水質測定�◆奮銅鑛�析・測定方法について）
7 土壌環境（土壌汚染の実態とその対策） 7 土壌測定（試料の採取方法、各種分析・測定方法について）
8 中間試験 8 中間試験
9 資源と環境�　併餮察Ε┘優襯�ーについて） 9 環境保全技術�　頁咼�スの改善と処理方法）
10 資源と環境�◆幣併餮察�省エネルギー関連技術、その取り組み） 10 環境保全技術�◆頁喊紊僚萢�方法）
11 物質と環境�　粉超�中の各種化学物質について） 11 環境保全技術��（土壌の浄化・処理方法）
12 物質と環境�◆瞥�害物質の環境への影響） 12 環境保全技術�ぁ頁儡�物の処理・処分方法と有効利用）
13 廃棄物と環境�　頁儡�物の種類と現状について） 13 環境保全と管理�　粉超�マネジメント）
14 廃棄物と環境�◆頁儡�物の再資源化技術と今後の取り組み） 14 環境保全と管理�◆弊験茣慙�技術の改善、循環型社会の構築に向けて）
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
成績は、定期試験80%、課題20%として評価する。
学生へのメッセージ
関連する周辺分野（無機・有機化学、物理化学など）の勉強を統合して、種々の環境問題に関して材料工学分野がどのように関連しているかを、身近な例を通じて理解して欲しい。参考書も大いに活用すべきである。また、エコ検定にも積極的にチャレンジして、環境に関する幅広い知識を身に付けるように努力してほしい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)		 学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
　 B-3