平成23年度
授業科目 担当教員 開講期
制御工学2 柏尾 知明 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
130509 5年 電子制御工学科 学修単位 1単位
授業概要
4年の制御工学1で学んだ基礎的事項に基づき,古典理論による制御系設計法を学ぶ.まず,制御系の安定性とその判別法を議論し,位相進み補償,位相遅れ補償の設計法を扱う,続いて,PID制御装置の調整法と,特性改善のために実プラントで用いられる,先行信号,非干渉化,カスケード化の応用手法について紹介する.
  到達目標
   1. 制御系の特性補償について周波数領域での設計法を知り,応用できる.
   2. PID制御装置の設計法と応用手法を理解する.
教科書
下西,奥平:制御工学;コロナ社
参考書
山本,加藤「PID制御の基礎と応用」(朝倉)
授業の進め方
講義の後,理解を深めるため,Matlabを用いた演習を実施する.
授業内容
1 フィードバック制御系の安定性について
2 ナイキストの安定判別法
3 制御系の安定度
4 (Matlab演習)位相余有とステップ応答
5 制御系の特性補償(1) (直列補償,並列補償)
6 制御系の特性補償(2) (位相遅れ補償,位相進み補償)
7 (Matlab演習)特性補償の効果
8  <前期中間試験>
9 PID制御装置の設計法(1)
10 PID制御装置の設計法(2)
11 (Matlab演習)PID制御の調整
12 PID制御の応用 (1) (静的先行,動的先行)
13 PID制御の応用 (2) (非干渉化,カスケード化)
14 (Matlab演習)PID制御の特性改善
15 <前期末試験>
成績評価の方法
定期試験:70%、Matlab演習のレポート:30%で評価する。
学生へのメッセージ
実プラントでは古典制御理論を応用する機会が多いので,講義とMatlabを用いた演習を通じて理解を深めて欲しい.
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1