平成22年度
授業科目 担当教員 開講期
自然科学史 原田潤平(前期)、柴田亮(後期) 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104410 5年 全学科 同時開講 2単位
授業概要
前期と後期で担当教員が代わる。前期では、自然科学の発展を歴史的にたどりながら、われわれ人類の自然観がどのように変遷してきたかをさぐる。
後期は金属元素の発見および利用の歴史を通して、将来の資源利用について考察する。
  到達目標
   1. 力学・光学・電磁気額・熱力学の形成過程とその自然観を理解できる
   2. 量子力学・相対性理論の形成過程とその自然観を理解できる
   3. 現代科学の自然観を理解できる
教科書
なし
参考書
小葉田淳『日本鉱山史の研究』
近角聰信,木越邦彦,田沼静一『最新元素知識』
F.A. コットン, G. ウィルキンソン著, 中原 勝儼訳『コットン・ウィルキンソン無機化学』
授業の進め方
前期・後期共、板書と配布するプリントを中心に講義形式で進める。また、適宜、課題・レポートを課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス 1 元素の発見と利用
2 力学の確立と発展 2 新元素の発見
3 光学、電磁気学、熱力学の発展と確立 3 鉱山の開発と金属製錬
4 特殊相対性理論の誕生1 4 金銀の製錬・灰吹法
5 特殊相対性理論の誕生2 5 16世紀における石見銀山・ポトシ銀山の増産
6 特殊相対性理論の誕生3 6 江戸時代の製錬技術と金座・銀座
7 一般相対性理論の誕生1 7 別子銅山の開発と大坂銅吹屋・南蛮吹
8 一般相対性理論の誕生2 8 古代製鉄・たたら製鉄
9 量子力学の世界観1 9 亜鉛・鉛の製錬の歴史
10 量子力学の世界観2 10 アルミニウムの利用
11 素粒子論の発展 11 融解電解と元素発見
12 宇宙論の発展1 12 元素周期表の発見と元素発見
13 宇宙論の発展2 13 新元素発見と拡張周期表
14 日本人ノーベル賞受賞者(物理学賞・化学賞) 14 新元素発見と新元素の化学的性質
15 期末試験 15 学年末試験
成績評価の方法
定期試験70%、ノート・課題・授業態度など30%で評価する。
学生へのメッセージ
近代科学がいかなる過程を経て形成されたのか、われわれの自然観をどのように変えたのか、よく勉強してこれらの理解に努めて欲しい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
D-1 D-1 D-1  D-3