平成22年度
授業科目 担当教員 開講期
電子計算機2 松村 弘志 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
130412 4年 電子制御工学科4年 学修単位 2単位
授業概要
マイクロプロセッサの基本構成および機能を理解して、 Z-80CPUを具体例として取りあげて機械語に直接対応するアセンブラ言語の基本命令の動作を習得する。さらに、マイクロコンピュータの利用技術を踏まえて周辺機器とのインタフェイスの基礎について理解を深める。また、伝送方式など情報ネットワークの関連技術についての知識を持たせる。
  到達目標
   1. コンピュータの基本構成でCPUとメモリ・I/Oとの入出力信号を説明できること。
   2. アセンブラ言語の基本命令と割込方式に関してハードウェア上の動作を理解できること。
   3. アナログインタフェイスとディジタルインタフェイスの特徴とノイズの関連性を説明できること。
   4. 伝送通信方式、伝送路の構成およびネットワークの基礎を図示して表現ができること。
教科書
新版 図解 Z−80の使い方  横田英一著  オーム社
参考書
マイクロコンピュータ講義  青木由直・恩田邦夫著  昭晃堂
論理回路入門  浜辺隆二著  森北出版
授業の進め方
講義での板書説明とともに質疑応答や黒板演習を行う。学修単位科目のために理解度向上のプリント演習および自分で調べて考えるレポート課題を提供する。
授業内容
前期 後期
1  コンピュータの基本構成  プロセッサの入出力信号 1  サブルーチン命令とその動作
2  メモリの入出力信号 2  サブルーチン命令例題、疑似命令とその動作
3  バス信号の入出力信号 3  転送命令、入出力命令、セットリセット命令とその動作
4  アドレス指定と入出力ポート 4  ブロック入出力命令とその動作
5  CPUの基本構成と演算機能 5  割込み方式、NMI命令とその動作
6  算術演算の種類 6  割込み方式、INT命令とその動作
7  論理演算、シフトと回転 7  複数割込みの処理、優先割込みとその動作
8  前期中間試験 8  後期中間試験
9  CPUの基本原理と命令 9  アナログ伝送信号のインタフェイス
10  マシン語とアセンブラ言語との関連 10  ディジタル伝送信号のインタフェイス
11  ロード命令とその動作 11  伝送路のノイズとアイソレーション
12  ジャンプ命令とその動作 12  パラレルインタフェイス、シリアルインタフェイス
13  算術演算命令とその動作 13  伝送通信方式、
14  論理演算命令、シフト・回転命令とその動作 14  伝送路の構成とネットワーク
15  前期末試験 15  学年末試験
成績評価の方法
この科目は学修単位科目であるので、(90時間−講義時間)以上の自学自習を必要とする。したがって、科目担当教員が課した課題の内、{(90時間−講義時間)×3 /4} 時間以上に相当する課題提出がないと単位を認められない。

中間試験・期末試験:100%
学生へのメッセージ
本科目は、電子制御工学科3年で学んだ「電子計算機1」の継続科目となる。また、本科目は電子創作実習と密接に関わり合っているので、基礎知識をしっかりと理解して応用することで相乗効果を生むように取り組んで欲しい。本科目は「情報工学2」などに関連している。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(電子工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
    B-1