平成21年度
授業科目 担当教員 開講期
材料強度学 相根 博道 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
150518 5年 材料工学科
(環境材料工学)
選択 2単位
授業概要
材料に外力が負荷された場合の材料の変形、強さ、破壊というマクロな立場から示される現象をミクロな構造(結晶構造)と結びつけて理解し、同時に材料の強度の評価方法や強化方法について理解する。
  到達目標
   1. 材料の強さの評価において使われる基礎的な用語について説明できる。
   2. 結晶のヤング率を原子間の結合の強さと結びつけて説明できる。
   3. 応力-ひずみ曲線および関連する用語が説明できる。
   4. 結晶中の格子欠陥について説明できる。
   5. 結晶のすべり変形について転位と関係づけて説明できる。
   6. 材料の強化方法について説明できる。
   7. 材料の破壊について説明できる。
   8. 材料のクリープ、疲労について説明できる。
教科書
なし
参考書
材料工学入門  堀内良 他共訳 (内田老鶴圃)
材料工学  堀内良 他共訳 (内田老鶴圃)
入門 転位論  加藤雅治(裳華房)
授業の進め方
必要に応じてプリントを配布し授業を進める。
授業内容
前期 後期
1 工業材料資源とその有効利用 1 転位の自己エネルギー
2 応力とひずみ、弾性率 2 転位の運動
3 原子間結合力 3 転位の増殖
4 ヤング率の物理的基礎 4 転位と結晶構造
5 応力-ひずみ曲線 5 完全転位と部分転位
6 弾性ひずみエネルギー 6 転位反応
7 結晶構造と格子欠陥 7 材料の強化法
8 中間試験 8 中間試験
9 結晶のすべり変形 9 破壊の様式
10 臨界せん断応力 10 理論的破壊強度
11 理論的せん断強度と転位 11 急速破壊の条件
12 転位の種類と性質 12 破壊の微視的機構
13 転位とバーガース・ベクトル 13 クリープ変形と破壊
14 転位を動かすに要する力 14 疲労破壊
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(70%)、課題演習(30%)により評価する。
学生へのメッセージ
材料に外力が負荷された場合の力学的特性、変形や破壊をミクロな構造と結びつけて理解して欲しい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
  B-3