平成21年度
授業科目 担当教員 開講期
有機化学 高見静香 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
150407 4年 材料工学科 選択必修 2単位
授業概要
医薬品、液晶モニター、プラスチックなどの有機材料は、有機分子がそれぞれ分子間同士の相互作用によって大きな集合体を形成したものである。これら有機材料の性質は、有機分子の一つの性質(機能)に反映される。本講義では、有機化合物の結合や構造についての基本原理および基本事項を述べた後、様々な有機化合物の構造・物性・化学反応について説明する。
  到達目標
   1. 有機化合物の結合と軌道の概念および電子のかたよりを理解する。
   2. 有機反応の基本様式を理解する。
   3. 基本的・代表的な有機化合物の名称・構造・物性・化学反応を理解する。
教科書
三訂版 有機化学 小林啓二著 裳華房
参考書
ポイント有機化学演習 池田正澄・石橋弘行・杉本國弘・三木康義 廣川書店
図解雑学 有機化学のしくみ 斎藤勝裕著 ナツメ社
決定版 やさしい有機化学 斎藤勝裕著 講談社
授業の進め方
授業内容
前期 後期
1 Introduction: 有機化合物-分子レベルの視点 1 アルケンとアルキン(3)
2 結合の方向性と分子の構造(1) 2 アルケンとアルキン(4)
3 結合の方向性と分子の構造(2) 3 アルカンのハロゲン置換体(1)
4 結合の方向性と分子の構造(3) 4 アルカンのハロゲン置換体(2)
5 分子の中の電子のかたより(1) 5 アルカンのハロゲン置換体(3)
6 分子の中の電子のかたより(2) 6 アルカンのハロゲン置換体(4)
7 分子の中の電子のかたより(3) 7 鏡像異性体(1)
8 中間試験 8 中間試験
9 アルカンとシクロアルカン(1) 9 鏡像異性体(2)
10 アルカンとシクロアルカン(2) 10 ベンゼンと芳香族炭化水素(1)
11 アルカンとシクロアルカン(3) 11 ベンゼンと芳香族炭化水素(2)
12 アルカンとシクロアルカン(4) 12 ベンゼンと芳香族炭化水素(3)
13 アルケンとアルキン(1) 13 ベンゼンと芳香族炭化水素(4)
14 アルケンとアルキン(2) 14 総合演習問題
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、課題(小テスト・レポート等)20%で成績評価を行う。
学生へのメッセージ
有機化学は基本を理解することが大事です。講義で学んだ箇所は、教科書を見て復習してください。前期中間・期末までを理解できるよう取り組んでください。大学の編入試験等でも有機化学は出題されます。関連する教科として、高分子材料学・環境材料学があります。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
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