平成21年度
授業科目 担当教員 開講期
国語特講 野口裕子 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104110 5年 全学科 選択 2単位
授業概要
近代日本文学の作品を読み味わうことを通して、自国の文化に対する理解を深め、また、小論文、試験によって論理的な文章表現力を養うことを目標とする。
  到達目標
   1. 作品の内容を正しく読みとる
   2. 作品についての独自の考えを持つ
   3. 自分の考えを自分の言葉で表現する
   4. 作品に対する多様な解釈を評価する力を養う
教科書
夏目漱石『夢十夜』(新潮文庫)
芥川龍之介『偸盗』(『藪の中』所収)(新潮文庫)
太宰治『御伽草子』(新潮文庫)
  以上のものを基準とするが既に持っているものがある場合、それを使用してもよい
参考書
江藤淳「漱石とその時代」(新潮社)
野原一夫「回想太宰治」(新潮社)
片野善一朗「数学を愛した作家たち」(新潮社)
授業の進め方
講義形式を基本とするが、発表、ディベートなども取り入れる。また、必要に応じて視聴覚教材を用いる。
授業内容
前期 後期
1 夏目漱石について 1 映画「羅生門」鑑賞
2 映画「坊ちゃん」鑑賞 2 芥川龍之介について
3 映画「坊ちゃん」と作品の間 3 『藪の中』を読む
4 『夢十夜』(第一夜) 4 映画と小説を考える
5 『夢十夜』(第二夜) 5 盗賊ー悪ーについて考える
6 『夢十夜』(第三夜) 6 『偸盗』を読む1
7 『夢十夜』(第四夜) 7 『偸盗』を読む2
8 中間試験 8 中間試験
9 『夢十夜』(第五夜) 9 映画「走れメロス」鑑賞
10 『夢十夜』(第六夜) 10 太宰治について
11 『夢十夜』(第七夜) 11 小説に描かれた友情を考える
12 『夢十夜』(第八夜) 12 太宰治「御伽草子」
13 『夢十夜』(第九夜) 13 本説と引用ということー昔話と小説ー
14 『夢十夜』(第十夜) 14 本説と引用ということー小説から他の芸術へ
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験(70%)と授業中の課題の小論文(30%)とで評価する。
学生へのメッセージ
教科書としては三作品を購入。が、その他『藪の中』(芥川龍之介)『御伽草子』(太宰治)など多くの作品を読むので、積極的に作品に取り組んでほしい。授業で「書く」ことに馴れて欲しい。
学習・教育目標 (生産工学) 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
学習・教育目標
(生物応用化学)
機械工学コース 環境材料工学コース
D, D, D-1 C−1、D−3