平成21年度
授業科目 担当教員 開講期
ファイルとDB 先山 卓朗 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121532 5年 電気情報工学科
(情報工学コース)
選択 2単位
授業概要
2次記憶装置に大量の情報を蓄え、検索に供するシステムを設計したり実現したりするための規範を習得する。また、情報の物理的構造と論理的構造の違いを認識し、その違いを支える仕掛けの原理を学ぶ。
  到達目標
   1. ファイルシステム、ファイルの構成要素と操作について説明できること
   2. 2次記憶装置とソフトウェアインターフェースについて説明できること
   3. データベースの基礎(データモデル、データの記憶と保護)が理解できること
   4. データベースの設計ができること
   5. 情報検索ができること
教科書
一気にわかるデータベース 小泉修著(日本実業出版社)
参考書
なし
授業の進め方
教科書の内容に沿って授業を進める。適宜ミニテストを実施して授業の理解度を確認する。
授業内容
前期 後期
1 データベースを学ぶ前に 1 SQLとは、最低限覚えるべきSQLの構文規則
2 データベースの仕組み 2 データベースの定義、表の定義
3 データベースの歴史 3 行の登録修正削除
4 DBMSの動作環境 4 問い合わせ処理、副問合わせ処理
5 ファイル編成の基礎知識、ファイル編成とその種類 5 表結合と相関名、集合関数
6 順編成、直接編成 6 グループ化、データモデルとは
7 相対編成、区分編成、索引順編成 7 論理データモデル、物理データモデル
8 中間試験 8 中間試験
9 VSAM編成、DBMSの機能 9 データベース設計手法
10 トランザクション管理、同時実行制御管理 10 物理設計から実装設計へ
11 障害回復管理、機密保護管理 11 データベースシステムの運用と管理
12 リレーション(関係)とは、リレーショナル型におけるキーの存在 12 分散型データベース
13 関係代数によるデータ操作 13 オブジェクト指向データベース
14 正規化とその方法 14 データベースとWWWの連携、データウェアハウス
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
レポートやミニテストの結果を20%、定期試験を80%として評価する。
学生へのメッセージ
情報処理技術者試験において多くの人が理解に苦しむデータベースとSQLについて、その概念や動作のしくみ、構築方法などについて学習します。

情報処理技術者関連科目。
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(生物応用化学)
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    B-1