平成20年度
授業科目 担当教員 開講期
物理1 笠井 壽彦 ・ 安里 光裕 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
102410 1年 全学科 専門基礎 2単位
授業概要
高専において物理は他の専門科目の基礎となるものである。物理1では、力学の基本である物体の運動、運動の法則、力について理解することを目的とする。
  到達目標
   1. 日常に起こる物体の運動を通して、運動状態と力の関係を知る。
   2. 運動の3法則を理解し,運動方程式を使いこなせるようになる。
教科書
高等学校 改訂 物理T 中村 英二他19名著 第1学習社
高等学校 物理U 中村英二他21名著 第一学習社
参考書
セミナー物理T+U 第1学習社
授業の進め方
授業は、基本的に教科書を中心にした講義形式で行う。物理を身近に感じ、理解を促すためになるべく多くの演示実験を取り入れる。また理解の定着をはかるために、授業の進行に合わせ、プリントを用意するとともに、適宜小テストや演習、課題等を課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス,日常に起こる物体の運動 1 いろいろな力(水圧と浮力)
2 運動の表し方1 2 いろいろな力(抗力とまさつ力)
3 運動の表し方2 3 力のモーメント,剛体のつりあい
4 運動の表し方3 4 剛体に働く2力の合成
5 運動の表し方4, 問題演習 5 偶力
6 合成速度, 相対速度 6 物体の重心
7 落下運動1(自由落下) 7 問題演習
8 中間試験 8 中間試験
9 落下運動2(投げ下ろし, 投げ上げ) 9 運動の3法則1
10 力のつり合い 10 運動の3法則2
11 力の合成 11 運動方程式の立て方・解き方1
12 力の分解 12 運動方程式の立て方・解き方2
13 作用・反作用の法則 13 運動方程式の立て方・解き方3
14 いろいろな力(張力,弾性力) 14 問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を80%、小テストおよび課題等を20%で評価する。
学生へのメッセージ
身近な現象の性質を知るとともに、物理では、式や解き方を暗記するのではなく、式の意味を理解し、問題解決の手順を理解してほしい。
(注)本科目は専門基礎科目であり、卒業までに必ず取得しなければならない科目である。60点未満で単位取得できないときは進級しても追認試験を受ける。欠課超過で取得できない場合は進級できない。