平成20年度
授業科目 担当教員 開講期
情報数学 (前)王 欣 (後)先山 卓朗 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
121432 4年 電気情報工学科
(情報工学コース)
選択 2単位
授業概要
集合、確率、統計といった概念について、基礎的な内容を理解するとともに、実際の事例への応用や計算方法について修得する。
  到達目標
   1. 集合の概念やその演算について理解できること。
   2. 命題論理と述語論理の概念について理解できること。
   3. グラフと木の概念について理解できること。
   4. 条件付き確率の概念について理解できろこと。
   5. 正規分布に関する基本的な性質が理解できること。
   6. 最小二乗法について理解し、具体的な計算ができること。
教科書
工学のための離散数学 黒澤 馨
参考書
情報数学 鳥脇 純一郎
授業の進め方
教科書の内容に沿って授業を進める。概念や考え方だけでなく具体的な応用や計算方法も重要であるため、適宜ミニテストを実施する。
授業内容
前期 後期
1 部分集合、共通集合と和集合 1 RSA公開鍵暗号
2 ド・モルガンの法則、べき集合、特性関数 2 確率の性質
3 関係と写像 3 条件付き確率
4 順序関係 4 確率変数と確率密度関数
5 命題論理と命題論理の記号、真理値表 5 平均と分散
6 トートロジー、論理積標準形と論理和標準形 6 二項分布、正規分布
7 述語論理、ド・モルガンの法則の一般化 7 確率変数の組
8 中間試験 8 中間試験
9 グラフ理論とは、グラフ理論の用語 9 多変数の統計量
10 オイラー閉路、ハミルトン閉路 10 統計量の性質
11 木とは何か、全域木、根つき木 11 最小二乗法と相関係数
12 整数の基本概念、最大公約数とユークリッドの互除法 12 母集団の統計量の推定
13 拡張ユークリッドの互除法 13 統計量の存在区間の推定
14 1/a mod n の求め方 14 母集団の統計量の検定
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
試験成績は70%、課題演習・小テストなど30%の割合で評価する。
学生へのメッセージ
集合や確率といった概念的なことを数式に置き換えて考えることは非常に重要である。授業を一方的に聞くのではなく、自分で理解し計算してみること。情報処理技術者関連科目
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-1 学習・教育目標
(生物応用化学)