平成20年度
授業科目 担当教員 開講期
電気回路特論 今井 伸明 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
620117 1年 電子工学専攻 学修単位・選択 2単位
授業概要
電気回路論は回路の諸現象を数学的手法を用いて表現するものであり、電子・電気工学の基礎理論である。ここでは特に電気回路において、回路解析に必要な諸定理、二端子対パラメータ、交流回路の基礎論、の数学的取扱いを理解し、その物理的意味を把握することを目的とする。

  到達目標
   1. 交流電源を含む線形受動回路を理解し,回路方程式を導くことができる
   2. 回路解析における各種基本定理を理解し、基本的な問題を解くことができる。
   3. 回路の4端子パラメータ表現を理解し、主要パラメータを導くことができる。
教科書
基礎からの交流理論 電気学会 その他配布資料
参考書
交流理論  小郷寛 著  (電気学会、オーム社)
授業の進め方
授業は、教科書・プリント・板書を中心に進める。
授業内容
1 交流回路の基礎、重ねの理
2 重ねの理、可逆定理
3 補償定理−1
4 補償定理−2
5 テブナンの定理と等価電圧源
6 回路の双対性、逆回路
7 定抵抗回路
8 中間試験
9 四端子網の行列による表現
10 各種の四端子パラメータ(
Z,Y,Fパラメータについて)
11 各種四端子パラメータの相互変換
12 影像パラメーター1
13 影像パラメーター2
14 反復パラメータ
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験で評価する。
授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
電気回路論は、電気・電子工学を専攻する学生にとっては、電磁気学と並んで最も基礎的な科目である。本科で学んできた電気基礎、電気回路の基礎、電磁気学の基礎を再度復習しておくことを勧める。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)