平成20年度
授業科目 担当教員 開講期
電磁気学特論 香川 福有 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
620110 1年 電子工学専攻 選択必修 2単位
授業概要
本科目では、Maxwellの方程式を基礎にし、電磁波に対する理解を深める。本科で学んだ
アンペアの法則やファラデーの法則などの諸法則を基に、これらの現象を数学的な手法
によって説明した後、電磁波が波動として伝わることについて解説する。

  到達目標
   1. (1)電磁気の扱いに必要なベクトル解析の基礎が理解できていること。
   2. (2)電磁気の基本諸現象とMaxwellの方程式の対応ができること。
   3. (3)電磁気の諸現象の取り扱いをベクトル・スカラ量を用いて表せること。
   4. (3)Maxwellの方程式より、波動方程式が導きだせること。
教科書
電磁気学・ファインマン物理学3 宮島龍興 訳 (岩波書店)
参考書
電磁気学1 長岡洋介 著 (岩波書店)
電磁気学2 長岡洋介 著 (岩波書店)
授業の進め方
本科目では、電磁気学に必要なベクトル解析を学び、それを基に電磁気の基本諸現象をベクトル量で表すことを学ぶ。さらには、Maxwellの方程式の対応ついて解説を行うとともに、波動についての理解を深める。
授業内容
1  ベクトル場の微分と積分
2  静電気(クーロンの法則・電位)
3  静電気(電束・ガウスの法則)
4  ガウスの法則の応用
5  電気双極子と双極子ポテンシャル
6  静磁場(電荷の保存・電流に働く磁気力)
7  静磁場(アンペールの法則・原子電流)
8  中間試験
9  ベクトルポテンシャル
10  ベクトルポテンシャルを使った磁場解析
11  ベクトルポテンシャルを使った磁場解析
12  誘導法則
13  マクスウェル方程式の微分形と積分形
14  ポテンシャルと波動方程式
15  期末試験 
成績評価の方法
中間および期末の各試験(80%)、レポート評価(20%)。授業の欠席回数が1/4を超えた場合は、原則として単位を認定しない。
学生へのメッセージ
本科で学んだ電磁気学を、ベクトル量を使ったマクスウェルの方程式を基にして学んでいきます。もう一度、入学試験の勉強をしていた頃を思い出して、本科の電磁気の教科書を見直してみることを勧める。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-2 学習・教育目標
(生物応用化学)