平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
応用物理1 竹田 正 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
110301 3年 機械工学科 選択 2単位
授業概要
 応用物理1は1,2年生の物理1、物理2に続く科目であり、物理1、物理2では用いなかったベクトル演算、微分、積分などを駆使し、より深く基礎物理学を学ぶ。
  到達目標
   ・光の反射・屈折の現象について作図,説明ができる。
   ・位置、速度、加速度のベクトルによる演算が行える。
   ・運動の法則を理解し、等加速度運動の計算が行える。
   ・運動量と力積の関係を理解する。
   ・運動量保存則とはねかえり係数から衝突の問題が解ける。
   ・等速円運動の関係式が利用できる。
   ・慣性力の概念および単振動のふるまいを理解する。
   ・万有引力、ケプラーの法則を利用して惑星、衛星の運動の簡単な計算ができる。
教科書
高等学校 物理II  兵藤俊夫 他19名著   三省堂
参考書
力学  原 康夫(東京教学社)
授業の進め方
 身近な現象にふれながら演示実験なども交え、学生に考えさせる授業をする。適宜、課題および小テストなどを実施する。
授業内容
前期 後期
1 光とは何か 1 運動量と力学的エネルギー
2 光の反射・屈折 2 等速円運動と向心力,角速度と速さ
3 光の作る像、レンズとその像 3 等速円運動の加速度
4 運動の表し方(平均の速さと瞬間の速さ,変位と速度) 4 等速円運動の運動方程式
5 運動の表し方(相対速度,速度の合成) 5 慣性力
6 運動の表し方(加速度) 6 遠心力
7 運動の法則 7 問題演習
8 中間試験 8 中間試験
9 運動の法則 9 ばね振り子とその運動方程式,単振動の表し方
10 自由落下運動,投げ上げの運動 10 単振り子
11 斜方投射 11 単振動のエネルギー
12 運動量 12 ケプラーの法則,万有引力
13 運動量の保存 13 地表の重力,万有引力による位置エネルギー
14 はねかえり係数 14 問題演習
15 期末試験 15 学年末試験
成績評価の方法
定期試験70%、小テストおよび課題等30%
学生へのメッセージ
 自然科学の基礎である物理法則をしっかり理解して欲しい。つねに「なぜ」という気持ちで学んで欲しい。