平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
工作実習 石井 重典 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
110104 1年 機械工学科 必修 3単位
授業概要
工作実習での実践と座学における理論とは、互いに影響を与え合いながら発展するものである。機械工作法は技術の根幹をなすものであり、鋳造、鍛造、溶接、手仕上げ及び各種工作機械の実習により、理論と実践との融合を授業目標とする。
  到達目標
   ・基本的な鋳型が作れる。
   ・鍛造の基本作業が安全に行える。
   ・けがき、ねじ切り、ヤスリかけが出来る。
   ・旋盤のハンドル操作が出来る。
   ・刃物台の簡単な動きをプログラミングできる
   ・フライス盤の操作が出来る。
教科書
工作実習1テキスト  新居浜工業高等専門学校・機械工学科編集
参考書
なし
授業の進め方
教員1名、技術員6名の計7名で6ショップを構成し、学生は6班編成で1ショップを4週連続して実習する。報告書を次回実習時に提出する。
ただし、前段として3班に分かれて機械の分解、組み立てを行う。
授業内容
 第1週〜第6週(前段)
実習に興味が持てるように、前段として3班に分かれて自転車、内燃機関、ラジオコントロールカーの分解、組み立てを行う。
第7週、第11週、第15週、第19週、第23週、第27週(ショップの第1テーマ)
1。鋳造(フランジの砂型)2。鍛造(ハンマ打ち)3。手仕上げ(角柱のヤスリかけ)
4。機械第1(汎用旋盤の操作法) 5。CNC旋盤(CNC旋盤の操作法)6。機械第2(形削り盤の操作法)
第8週、第12週、第16週、第20週、第24週、第28週(ショップの第2テーマ)
1。鋳造(Vブロックの砂型)2。鍛造(四角文鎮の鍛造)3。手仕上げ(平板加工)
4。機械第1(鋳鉄外丸削り)5。CNC旋盤(プログラミング)6。機械第2(横フライス盤の操作法)
第9週、第13週、第17週、第21週、第25週、第29週(ショップの第3テーマ)
1。鋳造(ハンドル車の砂型)2。鍛造(内パス)3。手仕上げ(平板加工)
4。機械第1(軟鋼段付き丸棒の旋削)5。CNC旋盤(鋼外丸削り)6。機械第2(立てフライス盤でのキー溝加工)
第10週、第14週、第18週、第22週、第26週、第30週(ショップの第4テーマ)
鋳造、溶接、手仕上げ、機械第1、CNC旋盤及び機械第2の各ショップで総合試験
成績評価の方法
評価は実習の技術(50%)、関心(10%)工夫(10%)及び報告書(30%)により総合的に評価する。
見学した場合の評価は80点満点とする。
欠席した場合の評価は0点とする。
学生へのメッセージ
安全マニュアルにある実習の遵守事項を守り,怪我をしないようにしてください。
実習中は実習服等を正しく着用すること。
実習服を忘れた者あるいは注意を聞かない者は見学させる。
機械工作法(2年生で講義)の内容が実習中いたるところに出てくるから良く注意して実習して欲しい。