平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
法学 上山 友一 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
104220 5年 全学科 選択 2単位
授業概要
法的なものの見方を身につけられるようにすること。
現実の世界に起きている法的紛争を知ること。
判例・実務の処理方法を知ること。
  到達目標
   1. 法的思考を身につけること。
   2. 法解釈の基本原理を理解できること。
   3. 私法の基本理念を理解できること。
   4. 契約の成立から終了までを概観できること。
   5. 契約の各段階で発生する問題点を理解できること。
   6. 重要判例を理解できること。
   7. 法的観点から問題を発見できること。
   8. 法理論を問題解決に応用できること。
教科書
プレップ民法 米倉明 著 (弘文堂)
参考書
六法
ゼミナール民法入門 道垣内弘人 (日本経済新聞社)
授業の進め方
講義形式で行う。プリントを配付する。問題演習を随時行う。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス、法学入門 1 前期の整理と後期の課題概略
2 思わせぶりな態度から発生する法律上の義務 2 マンションをめぐる問題(1)エレベータ修理
3 売買目的物である家が落雷で焼失、代金は支払わないといけない? 3 マンションをめぐる問題(2)ペット
4 相手の過失でケガをした。損害賠償を請求したら、お前の借金とチャラだといわれた 4 マンションをめぐる問題(3)管理規約
5 「絶対に迷惑をかけませんから」というので、連帯保証人欄に署名・捺印したら 5 紛争の解決:けんかの仲裁
6 土地の売買。申込・承諾、代金支払、明渡、登記の移転。所有権はいつ移転する? 6 ルールを作る(1)ゴミ出し
7 犬を売ったがしばらく引き渡さず預かっていたら、子犬が生まれた。子犬は誰のもの? 7 ルールを作る(2)ケーキの分配
8 中間試験 8 中間試験
9 テスト返し 9 テスト返却
10 Aに土地を売ったが、Bがもっと高値で買うというので、Bに売ったら 10 ルールを使う(1)不動産侵奪罪
11 Aがもっている代金請求権を、BとC双方に売った。どっちに代金を支払えばいい? 11 ルールを使う(2)犬のかみ合い
12 画家に肖像画を依頼したがなかなか描いてくれない。強制できるか 12 ルールを使う(3)隣人訴訟
13 社長が交通事故で重傷。会社が倒産、心配した娘が留学先から帰国。賠償範囲は? 13 正義(1)正義の三つの分類
14 友達と「約束を破ったら100万円払う」と決めた。約束を破ってしまったが・・・ 14 正義(2)正のエゴイスト
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験80%、提出物10%、受講状況(発表点)10%
学生へのメッセージ
法学の基本となるのは、論理的なものの考え方です。4年次で学習した経済学的思考、憲法学的思考を思い出しながら、民法解釈に挑んでみましょう。
学習・教育目標
(生産工学)
D-1 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
D-1 学習・教育目標
(生物応用化学)
D-3