平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
電気数学 榊原 久司 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
130405 4年 電子制御工学科 学修単位・選択 1単位
授業概要
 フーリエ級数の基本的な性質を学習し、それを非正弦波交流の分解に応用する。フーリエ級数展開の式を用いて非正弦波交流のひずみ率を求める方法など、工学と関連付けて活用する方法について学ぶ。さらに、フーリエ解析の基礎についても学ぶ。
  到達目標
   1. 奇関数、偶関数の性質を利用した積分公式を用いることができること。
   2. 方形波、のこぎり波などのフーリエ級数を求めることができること。
   3. フーリエ級数展開の式を用いて、Excelで波形合成をすることができること。
   4. 非正弦波交流の実効値を求めることができること。
   5. 非正弦波交流の電力計算ができること。
   6. 非正弦波交流のひずみ率を求めることができること。
教科書
基礎からの交流理論  小亀英己・石亀篤司 著  電気学会
参考書
応用数学  田河生長 著  大日本図書
授業の進め方
 黒板での演習と理解度テストで一区切りの内容を確実に理解させながら進めるので、定期試験時にはそれまでの復習をするだけで合格点はとれる。授業時間中に理解させることに重点を置いている。
授業内容
1  非正弦波交流の分解とフーリエ級数
2  周期関数のフーリエ級数展開1
3  周期関数のフーリエ級数展開2
4  奇関数と偶関数
5  方形波のフーリエ級数
6  三角波と全波整流波のフーリエ級数
7  フーリエ級数展開と線スペクトル
8  前期中間試験
9  Excelによる波形合成演習
10  非正弦波交流と重ね合わせの理
11  非正弦波交流の実効値と電力
12  複素フーリエ級数
13  FFTの基礎
14  波形解析演習
15  前期期末試験
成績評価の方法
定期試験が70%、期に2回行う理解度テストが10%、問題演習・課題提出物 20%で評価する。
学生へのメッセージ
 三角関数の積分、オイラーの公式など数学の基礎知識が必要である。授業を聴いて理解不十分と思った時には「高専の数学」などをみて復習すること。


学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-1 学習・教育目標
(生物応用化学)