授業科目 | 担当教員 | 開講期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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計測工学 | 福田 京也 | 前期 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
科目番号 | 対象学年 | 必修・選択の別 | 単位数 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
130204 | 2年 電子制御工学科 | 選択 | 1単位 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
授業概要 技術者にとって最初にすべきことは、目の前で起こっている現象を理解することである。そのためには長さや重さ、時間等の物理量を測定し、[m], [kg], [s]等の基本単位で定量化しなくてはならない。 計測工学の授業では、測定しようとする物理量を表すための標準単位系(SI単位系)について学ぶ。次に物理量を正確に測定するための「測定法」について学び、さらにそれら方法を用いた「測定器」の基本動作原理および使用法について学ぶ。 到達目標は、SI単位系について理解し、可動コイル型計器の原理といくつかの応用方法について理解することとする。 到達目標 ・7つのSI基本単位のうち最低4つを簡単に説明できる。 ・主な組み立て単位をSI基本単位だけで表現できる。 ・一次近似の計算ができる。 ・決められた可動コイル型電流計を使って、目的にあった電圧計や電流計を構成できる。 ・ホイートストンブリッジ回路の平衡条件の導出ができる。 ・簡単な回路についてテブナンの等価回路を求めることができる。 ・ダイオードの特性を理解し、正弦波交流波形の半波整流、全波整流の波形を描くことができる。 ・オシロスコープの原理を理解し、XYモードのリサジュー図形を描くことができる。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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授業の進め方 講義を中心に演習なども含めて授業を進める。その内容は、必ずしも教科書に沿わないので、講義内容はしっかりとノートに記帳する必要がある。目新しい内容が多いと思われるが、黒板での演習などで一区切りの内容を確実に理解させながら進める予定である。なお、授業は教官から一方的になるのを避けるために、適宜学生に当てて計測とは何かを議論する。 |
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授業内容
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成績評価の方法 定期試験:70%、理解度確認演習:30%。 |
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学生へのメッセージ 本科目を受講するにあたっては、電気基礎の内容をしっかりと理解しておくように。 私達の生活に身近な長さ[m]、重さ[kg]、時間[s]等の基本単位はどのように定義されているかを知り、計測技術の究極の正確さについて思いを馳せてほしい。 |