平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
材料物性化学 中山 享 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
140523 5年 生物応用化学科
(応用化学コース)
選択必修 1単位
授業概要
金属材料を中心に機械的特性について学ぶ。また、国の基幹産業である製鉄技術と代表的な鉄鋼製品についても学ぶ。
  到達目標
   ・応力とひずみについて基本的な内容が説明でき、簡単な計算ができること。
   ・環境による応力発生について基本的な内容が説明でき、簡単な計算ができること。
   ・材料試験および破壊について基本的な内容が説明でき、簡単な計算ができること。
   ・組織構造と強さについて基本的な内容が説明でき、簡単な計算ができること。
   ・製鉄の製造工程が説明できること。
   ・代表的な鉄鋼製品が説明できること。
教科書
工学のための無機化学 山下仁大 他著 (サンエンス社)
参考書
わかりやすい材料強さ学  町田輝史 著  (オーム社出版局)
鉄と鉄鋼がわかる本 新日本製鉄梶@著  (日本実業出版)
鉄の未来が見える本 新日本製鉄梶@著  (日本実業出版)
授業の進め方
講義形式にて行う。第10週までは、実際に強度計算などを解きながら、そして復習の小テストも取り入れて授業を進めていく。
授業内容
1 応力とひずみ(1)
2 応力とひずみ(2)、引張応力と圧縮応力
3 せん断応力、荷重、許容応力と安全係数
4 フックの法則、応力−ひずみ線図
5 環境による応力発生(熱効果、応力集中)
6 環境による応力発生(ひずみの経時変化と疲労、速度効果)
7 環境による応力発生(自重による応力、内圧力の作用)
8 中間試験
9 材料試験および破壊
10 組織構造と強さ
11 製鉄技術
12 鉄鋼製品(線材)
13 鉄鋼製品(棒鋼)
14 鉄鋼製品(ステンレス鋼)
15 期末試験
成績評価の方法
基本的に2回の定期試験(80%)と小テスト(20%)で評価する。
学生へのメッセージ
業界の新しい情報も盛り込みながら、第5学年前期までに学習してきた無機材料(セラミックス、ガラス、金属)及び高分子材料にとって大切な特性の1つである機械的特性の基本的な内容と製鉄について授業を進めていく。化学技術者として企業で仕事していく場合にも、大切な分野である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)
B-4