平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
計測制御実習 豊田 幸裕・谷口 佳文・宮田 剛・志賀 信哉・松英 達也 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
610013 1年 生産工学専攻 必修 2単位
授業概要
電子工学、計測工学及び自動制御の基礎学力を基に、制御用シュミレ-ションソフト(MATLAB/Simulink)や計測用ソフト(LabVIEW)などのITツールを利用して計測制御に関する実習を行い、工学的問題を解析する手法を身につけさせることを目的とする。
  到達目標
   ・計測・制御の原理が理解できること
   ・PCを活用した計測・制御の手法について理解できること
   ・簡単な測定機器を制御し、計測データを収集するプログラムを作成できること
   ・収集した計測データを解析するためのプログラムを作成できること
   ・簡単な計測・制御実験装置の製作をチームで取り組むことができること
教科書
計測制御実習テキスト (新居浜高専専攻科 生産工学専攻)
参考書
MATLAB/Simulinkによるわかりやすい制御工学  川田昌克、西岡勝博 著  (森北出版)
LabVIEWテキスト  (ソニー・テクトロニクス株式会社)
科学計測のための波形データ処理入門 南 茂男、河田 聡 著 (CQ出版)
授業の進め方
毎回配布する資料に基づいて実習を行なう。前期後期共にアイデア通り工房で主に実習を行い、解析を伴う実習の場合は電算機室第2演習室にて実施する。定期的に課題を与えるので、やったことをレポートとして提出する。また、前期と後期の終わりにプレゼンテーションと口頭試問を行なう。
授業内容
 前期			
レゴマインドストームを用いて問題解決型課題に取り組む。
制御用ソフトウェアとしてはLabVIEWを用いる。

1 ガイダンス
2〜9 ソフトウェアの実習およびマインドストームの簡単な制御実習
10〜17 搬送ロボットの製作
18 プレゼンテーション

後期
計測制御機器の製作を通して、計測のしくみや各種制御方法について習得する。
テーマとしては、モータ制御および温度制御を扱う。

1 ガイダンス
2〜9 モータ制御 機器の製作
10〜17 温度制御機器の製作
18 プレゼンテーション
成績評価の方法
提出物(レポート、プログラム演習等、口頭試問含む)70%、プレゼンテーション30%とする。
学生へのメッセージ
エアコンには温度センサーと制御用コンピュータが内臓されており、室温を一定に保ってくれます。このように目的の状態にするための操作が制御、室温を測る(ある状態の量をはかる)ことを計測といいます。この「計測・制御」にさらに情報通信が組み合わさったのが、例えば、「道路交通システム」です。計測制御とは一つのシステムとして捉えてください。
学習・教育目標
(生産工学)
C-3 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)