平成19年度
授業科目 担当教員 開講期
日本国憲法 井上 嘉仁 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
600103 1年 全専攻 選択必修 2単位
授業概要
実際に起こった事件にふれ、各当事者の立場になって考え、中立的な立場から判断を下せるようにする。問題点を発見し、解決案を論理的に説明できるようにする。
  到達目標
   ・法的思考を身につけること。
   ・近代立憲主義の思想と歴史を理解できること。
   ・国家の基本構造を理解できること。
   ・国家統治の基本原理を理解できること。
   ・人権保障の意味を理解できること。
   ・憲法判例を理解できること。
   ・日常における憲法問題を意識できること。
   ・国家のあり方について自分の見解をもてること。
教科書
基本的人権の事件簿 棟居快行 他著 (有斐閣選書)
参考書
憲法判例百選T・U(第4版)  芦部信喜 他編  (有斐閣)
憲法 佐藤幸治 著 (青林書院)
憲法1基本権クラシック、2国制クラシック 阪本昌成 著 (有信堂)
憲法 芦部信喜 著 (岩波書店)
授業の進め方
討論と講義形式で行う。必要に応じてプリントを配布する。質疑応答を随時行う。
レポート提出を求める。
授業内容
1 法とは何か
2 憲法とは何か
3 自己決定権(1) パーマ退学事件
4 自己決定権(2) 東京都青年の家事件
5 自己決定権(3) 再婚禁止期間違憲訴訟
6 自己決定権(4) 信仰に基づく輸血拒否事件
7 自己決定権(5) ポルノ鑑賞の自由
8 新しい人権(1) ノンフィクション『逆転』事件
9 新しい人権(2) 嫌煙権訴訟
10 新しい人権(3) 反論権訴訟
11 新しい人権(4) 内申書事件
12 基本的人権のいま(1) 非嫡出子相続差別事件
13 基本的人権のいま(2) 剣道受講拒否事件
14 基本的人権のいま(3) 大阪城音楽堂事件
15 憲法改正論議の現在
成績評価の方法
期末試験70%、提出物20%、受講状況(発表点)10%
学生へのメッセージ
 自分たちの頭で考えることが重要です。テキストに書いてあることが全てではありません。覚えた知識を活用しましょう。知識のピースを組み合わせて、各自が発見した現実世界のパズルを解いてみてください。
 なお提出物の状況、受講態度によっては期末試験受験資格を与えないことがあるので注意すること。
学習・教育目標
(生産工学)
D-1 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
D-1 学習・教育目標
(生物応用化学)
D-3