平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電気工学概論2 奥坂 熙 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11390 5年 機械工学科  選択 2単位
授業概要
電気機器に関して、変圧器、直流機、誘導電動機、小型電動機および同期機などの具体的な構造および適用について理解できる。また、パワ−エレクトロニクスによる電力変換および電気機器制御について解説し、さらに、電力技術の分野では、各種発電方式および電力輸送についても説明し、電力業界の実際について、理解を深めることを目標とする。
  到達目標
   ・変圧器の原理、特性、運用の現状を理解できる
   ・直流機の原理、励磁方式、始動と速度制御の概要を理解できる
   ・誘導機の原理、特性、始動法や速度制御の概要を理解できる
   ・同期機の原理、構造、特性を理解できる
   ・ハ゜ワーエレクトロニクスの概要を理解できる
   ・電動機の制御の現状を理解できる
   ・各種発電方式(水力、火力、原子力、新発電方式)の概要を理解できる
   ・電力輸送について、送電・配電の現状を理解できる
教科書
電気電子工学概論  磯村・松井・松岡・渡辺共著
参考書
絵とき電検三種完全マスタ−(機械編、電力編)
授業の進め方
教科書・プリント・板書を中心に講義を進め、適宜、小テストと宿題を行うことにより、電気工学の理論と実際の理解を深める。
授業内容
前期 後期
1 電気機器の原理
1 同期機の原理
2 変圧器の原理 2 同期発電機および同期電動機 
3 変圧器の特性
3 パワ−エレクトロニクス・自動制御
4 変圧器の運用 4 整流回路 
5 直流機の原理
5 インバ−タ
6 直流機の励磁方式
6 チョッパ−
7 直流機の特性 7 電動機の制御
8 中間試験 8 中間試験
9 直流機の始動と速度制御
9 電力需要の現状
10 誘導機の原理 10 水力発電
11 誘導電動機の特性 11 火力発電
12 誘導電動機の始動 12 原子力発電
13 誘導電動機の速度制御 13 新しい発電方式
14 特殊電動機 14 送電・配電(電力の輸送)
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
年間4回の定期試験の結果(80%)と小テストの結果(20%)とを総合して評価する。
学生へのメッセージ
自分の専門分野(機械工学)にこだわらず、電気工学の分野にも目を向け、現在の技術レベルをより広く理解して欲しい。メカトロニクスに見られるように、すべての分野で、機械と電気の融合は不可欠な技術となっている。基礎的な知識・能力を身につけ、国際人として活躍されることを期待する。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)