平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
熱機関 下村 信雄 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11230 機械工学科  選択 1単位
授業概要
熱力学の延長線上に外燃機関、内燃機関を捉え、熱力学がいかに熱機関の理論面に応用されているかを学ぶ。また、環境問題を考える上で低温廃熱を利用する上でも重要な冷凍機と空気調和についても学習する。さらに クリーンエネルギや新エネルギーに関する概要も学習する。
  到達目標
   ・環境問題とエネルギの関連を理解し、環境への配慮が重要であることを理解できること。
   ・エネルギの利用と変換の基本が理解できること。
   ・内燃機関、外燃機関、冷凍機の各サイクルの原理を理解し、基礎的な物質および熱収支計算ができること。
   ・上記各機関の構造の詳細が理解できること。
   ・最も身近な原動機の応用例である自動車と二輪自動車の構造と原理を理解し、その安全な利用とエネルギ消費を視野に入れた将来社会での位置付けを意識できること。
教科書
配布プリント
参考書
熱および熱機関 泉亮太郎・寺田耕・山口誉起 著 (共立出版)
内燃機関講義  長尾不二夫 著 (養賢堂)、
冷凍および空気調和 山田治夫 著 (養賢堂)
授業の進め方
授業は、プリントを中心に講義を進め、問題の解き方を理解させるために課題問題を出す。
授業内容
1 授業の進め方(シラバス含む)と熱機関の概要説明 エネルギーと環境説明
2 現代社会と環境 エネルギーと環境
3 熱機関(内燃機関)の歴史 
4 サイクル論の復習
5 オットーサイクル
6 ディーセルサイクル
7 タービン・ジェットサイクル
8 中間試験
9 湿り空気
10 ボイラ、蒸気タービン
11 冷凍サイクル(冷媒)
12 冷凍サイクル(効率)
13 外燃機関(スターリングエンジン)・燃料
14 原子力機関(軽水炉中心)新エネルギー(熱電発電、熱電子発電、MHD発電)
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果を80%、演習問題の解答内容を20%として評価する。
学生へのメッセージ
熱力学で学んだ内容を熱機関を理解する上でいかに応用するかを学んでください。授業の最初に渡す「SE系諸単位の記号と換算一覧表およびSI系単位で用いられる十進法接頭語」と電卓、定規を常に持参して受講することが必要です。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)