平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
材料力学3 北住 順一 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11210 機械工学科   2単位
授業概要
材料力学1、2より続く内容である。連続ばり、非対称曲げ、曲がりばりの応力と変形、長柱の座屈、厚肉円筒の応力と変形、弾性破損の法則、平板の曲げ、トラスの軸力と節点の変位等についてその内容を理解し、具体的問題の解法を修得する。
  到達目標
   ・連続ばりにおける、三モーメントの式を理解し、基礎的な連続ばりについて解けること。
   ・断面主二次モーメント等を理解し、簡単な非対称曲げ問題を解けること。
   ・曲りばりの応力、変形等を求めることができること。
   ・長柱の座屈に対する理論、実験公式を理解し、具体的問題に適用できること。
   ・内外圧を受ける厚肉円筒の応力と変形を理解すること。
   ・回転円板に生じる応力等を求めることができること。
   ・弾性破損の法則を理解し、具体的応力状態における破損条件等を解明できること。
   ・簡単な長方形板、円板に生じる応力、たわみ等を求めることができること。
   ・静定トラスの軸力、変位を求めることができること。
教科書
材料力学(第3版)  黒木 剛司郎 著   (森北出版)
配布資料
参考書
材料力学 (第T巻) 、 (第U巻)  渥美、鈴木、三ケ田共著  (森北出版)
材料力学 (上巻)、 (下巻)  中原一郎 著  (養賢堂)
その他多数
授業の進め方
教科書・配布資料・板書を中心に講義を進め、内容の理解と応用力養成のため適宜問題演習を行う。
授業内容
前期 後期
1 連続ばり 1 内外圧を受ける厚肉円筒の応力と変形
2 連続ばり 2 組合せ円筒、焼きばめ
3 断面相乗モーメント、慣性主軸、断面主二次モーメント 3 厚肉球殻
4 非対称曲げ 4 回転円板
5 問題演習 5 問題演習
6 曲がりばりの応力、曲がりばりの断面係数 6 弾性破損の法則
7 問題演習 7 問題演習
8 中間試験 8 中間試験
9 曲がりばりのたわみ、厚肉円環、薄肉曲がりばりのたわみ 9 長方形板の曲げ
10 問題演習 10 円板の曲げ
11 偏心軸圧縮荷重を受ける短柱 11 問題演習
12 長柱の座屈(オイラーの理論) 12 静定トラスの軸力
13 座屈の実験公式、偏心軸圧縮荷重を受ける長柱 13 静定トラスの変位
14 問題演習 14 問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
年4回の定期試験の平均値を学年の評価とする。
学生へのメッセージ
 各種機械構造物の設計等においては、様々な応力状態における材料力学的知識による解析が不可欠である。材料力学1、2および本講義の内容を修得し、実機の設計等に役立てること。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)