平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
応用物理1 大村 泰 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
11120 機械工学科   2単位
授業概要
 応用物理1は1、2年生の物理1、物理2に続く科目であり、物理1、物理2では用いなかったベクトル演算、微分、積分などを駆使し、より深く基礎物理学を学ぶ。
  到達目標
   ・位置、速度、加速度のベクトルによる演算が行える。
   ・運動の法則を理解し、等加速度運動の計算が行える。
   ・運動量と力積の関係を理解する。
   ・運動量保存則とはねかえり係数から衝突の問題が解ける。
   ・等速円運動の関係式が利用できる。
   ・慣性力の概念および単振動のふるまいを理解する。
   ・万有引力、ケプラーの法則を利用して惑星、衛星の運動の簡単な計算ができる。
教科書
高等学校物理II  兵藤俊夫 他19名著   三省堂
参考書
力学  原 康夫(東京教学社)
授業の進め方
 身近な現象にふれながら演示実験なども交え、学生に考えさせる授業をする。適宜、課題および小テストなどを実施する。
授業内容
前期 後期
1 力学的エネルギー保存の法則 1 運動量と力積
2 演習問題 2 運動量保存則と衝突
3 座標とベクトル演算 3 はねかえり係数,運動量と力学的エネルギー
4 位置と速度、相対速度 4 演習問題
5 加速度ベクトル 5 等速円運動
6 簡単な微分方程式 6 等速円運動の運動方程式
7 演習問題 7 慣性力
8 中間試験 8 中間試験
9 運動の法則 9 ばね振り子とその運動方程式
10 運動方程式の応用 10 単振り子と単振動
11 自由落下運動,投げ上げの運動 11 単振動と等速円運動,単振動のエネルギー
12 放物運動 12 ケプラーの法則と万有引力
13 抵抗力が働く運動 13 万有引力による位置エネルギー
14 演習問題 14 演習問題
15 期末試験 15 学年末試験
成績評価の方法
 定期試験70%、小テストおよび課題等30%
学生へのメッセージ
 自然科学の基礎である物理法則をしっかり理解して欲しい。つねに「なぜ」という気持ちで学んで欲しい。