平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
機械工学概論 松岡 俊雄 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15400 5年 材料工学科 1単位
授業概要
原動機の教科書に沿って主として原動機について学習を進めるが、流体機械についてはポンプ、油圧機器についても学習し、次に熱力学の基礎を経て内燃機関、外燃機関の作動原理、構造を学んでから、省エネ、環境保全にとって重要な冷凍、空気調和に進み、最後に日常生活に欠かせない自動車と自動二輪車について、特に環境問題も含めて学ぶ。
  到達目標
   ・エネルギーの利用と変換の基本を理解し、エクセルギーの概念を把握すること。
   ・熱力学の第1法則と第2法則を理解すること。
   ・水力機械、内燃機関、外燃機関、冷凍機の各サイクルの原理を理解すること。
   ・上記各機関の構造の概略を理解すること。
   ・最も身近な原動機の応用例である自動車と二輪自動車の構造と原理を理解し、その安全な利用とエネルギー消費を視野に入れた将来社会での位置付けを意識するようにすること。
教科書
原動機-新訂板- 安藤常世他10名 実教出版(文部省検定本)
参考書
なし
授業の進め方
上記授業目標を達成するため、原則として教科書に沿って授業を進める。授業内容の理解を深めるため各授業の終わりに練習問題に回答して貰い、次回授業で採点した答案を元に復習する時間を持つ。
授業内容
1 エネルギーの変換と利用
2 流体機械の基礎
3 ポンプ、水車
4 送風機、油圧機器
5 熱力学の基礎
6 オットーサイクルとガソリン機関
7 ディーゼルサイクルとディーゼル機関
8 中間試験
9 推進機関とガスタービン
10 蒸気の性質とボイラの構造
11 伝熱学の基礎
12 蒸気タービンの作動原理と構造
13 冷凍機と空気調和
14 自動車と自動二輪車
15 期末定期試験
成績評価の方法
中間試験と定期試験の結果を80%とし、演習問題の回答状況を20%で評価する。
学生へのメッセージ
機械工学全般についての勉強ではなく主としてエネルギー変換中心に授業を進めます。特に熱力学は材料工学科の学生が学ぶ方面とは違った分野で使われている点を理解して貰いたいと思います。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)