平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
機械工作法 稲見 靖 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15380 2年 材料工学科  選択 2単位
授業概要
機械工作とは、今日の文明を支える様々な利器を作り出す技術である。本講義では、機械工作を材料を加工して組み立てるものとしてだけにとどまらず、人間の生活を豊かにする総合学科としてとらえ、それを実現する手段としての技術や知識を学ぶ事を目標とする。
  到達目標
   ・機械工作の基礎が理解できること
   ・工作機械の名称・特徴を理解できること
   ・ものづくりにおける精度や経済的な問題について理解できること
教科書
新機械工作1  吉川昌範 他著  実教出版
参考書
なし
授業の進め方
基本的には教科書・プリント・板書を中心に講義を進めるが、それ以外にも機械工作で使用する工具などの実物を見せて理解を深める。
授業内容
前期 後期
1 機械工作とは何か 1 せん断加工
2 機械のつくり 2 曲げ加工
3 機械のできるまで 3 絞り加工
4 いろいろな機械工作法 4 ガス溶接
5 厚板をつくる(圧延加工) 5 アーク溶接
6 薄板をつくる(圧延加工) 6 残留応力と割れ
7 棒材をつくる(押出し加工) 7 ろう接
8 中間試験 8 中間試験
9 鋳造 9 切削加工(旋削・平削り・形削り)
10 溶けた金属を固める 10 工具材料のいろいろ
11 よい鋳物製品をつくる 11 超精密切削加工
12 鍛造 12 表面処理(電気めっき・気相めっき)
13 鍛造品は優れている 13 放電加工
14 粉末成形(焼結)、射出成形 14 レーザー加工、電子ビーム加工
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
前・後期定期試験および前・後期中間試験結果を90%、小テストおよび演習の成果を10%で評価し、その合計を4で割った点数を学年末評価とする。
学生へのメッセージ
様々な工作機械やものを作る方法の名称・特徴を理解することにより、必要な部材を正確にしかも経済的に作製できるようになって欲しい。