平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
粉体工学 志賀 信哉 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15320 5年 材料工学科   1単位
授業概要
粉体はセラミックス、粉末冶金、化学工業など多くの工業分野で取り扱われる原料の一形態であり、その製造方法や物理化学的特性を知ることは重要である。本講義では、身近な粉体製品を例に挙げながら粉体の持つ特性を理解する。
  到達目標
   ・粉体の特徴や利点・欠点を理解できること。
   ・粉体の表面エネルギーについて理解できること。
   ・粉体表面の吸着について理解できること。
   ・粉砕に要するエネルギーと比表面積との関係を理解できること。
   ・焼結の固相反応について理解できること。
教科書
プリント(毎回配布)
参考書
粉体の材料化学  荒井康夫
不思議な粉の世界  日本粉体工業技術協会編  (日刊工業新聞社)
授業の進め方
身近な粉体製品に関するプリントを毎回配布し、それに沿って講義を進める。
授業内容
1 粉体の概念、基礎
2 粉体の表面エネルギー(1)
3 粉体の表面エネルギー(2)
4 粉体の非化学的エネルギー(1)
5 粉体の非化学的エネルギー(2)
6 粉体表面の構造
7 粉体表面の性質
8 中間試験
9 環境材料の観点からみた吸着現象(1)
10 環境材料の観点からみた吸着現象(2)
11 粉体の作成
12 粉砕エネルギー
13 粉砕の理論
14 焼結と固相反応
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験の結果(70%)と課題レポート(30%)で評価する。
学生へのメッセージ
粉体は優れた機能を有しており、科学技術の将来を担っている物質である。その本質を理解して欲しい。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)