平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
材料接合工学 高橋知司
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
15310 5年 材料工学科 単位
授業概要
種々の接合法の中で特に溶融接合法の位置づけとその特徴を述べ、工業生産技術における溶融接合技術の重要性を紹介する。アーク溶接や高エネルギー溶接を中心に基本現象について、各種溶接法の原理、特徴、用途の理解と知識を得ることを目標とする。また、接合機構について、界面における拡散現象を理解させるとともに界面接合の応用事例を概略的に解説する。

  到達目標
   ・溶接接合技術の概略について説明できること。
   ・各種接合法の種類について説明でき、原理について理解できること。
   ・各種金属材料の溶接性について説明できること。
   ・溶融凝固現象について説明できること。
   ・溶接欠陥について説明できること。
   ・溶接施工と熱処理について説明でき、拡散現象について理解できること。
   ・固相および液相拡散接合について説明できること。
教科書
溶接要論 岡根 功 著 (理工学社)
配布プリント
参考書
改訂 最新溶接工学 鈴木春義 著(コロナ社)
Q&A拡散接合 大橋 修 著(産報出版)
授業の進め方
授業は、教科書・プリント・板書を中心に講義を進め、出来るだけ接合工学に関連する演習問題を多く解かせる。
授業内容
1 溶接接合技術について
2 各種接合法の種類と原理(溶融プロセス)
3 各種接合法の種類と原理(アーク溶接、エレクトロスラグ溶接)
4 環境問題を考慮した各種接合法の種類と原理(ガス溶接、テルミット溶接、摩擦溶接,ろう付け)
5 高エネルギーを利用した溶接
6 各種金属材料の溶接性(鉄鋼材料)
7 各種金属材料の溶接性(非鉄材料)
8 中間試験
9 溶融凝固現象
10 溶接欠陥
11 溶接施工と熱処理
12 拡散現象
13 固相拡散接合
14 液相拡散接合(各種接合法と鉛を含まない半田合金)
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験70%(ただし100点満点)、小テスト(得点/総点)x 100の25%、受講状況5%の割合で評価する。
学生へのメッセージ
授業は教科書・プリントに沿って進めるが、教科書等に記述されている内容以外に、産業界で実際行われいる事例についても説明するので欠席しないよう努力すること。
学習・教育目標
(生産工学)
B 学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)