平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
物理2 平木 弘一・竹田 正 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
18281 2年 全学科 必修 3単位
授業概要
物理2では、まず物理1に引き続きモーメント、物体の重心について理解を深める。続いて、運動の3法則について学び、運動方程式を使っていろいろな条件の下での運動を把握する。各種のエネルギーについて学び、エネルギー保存の法則を理解する。ついで、波の基本的な性質について理解し、音、光の性質や代表的な現象について理解する。
  到達目標
   ・モーメントを用い重心を求められるようになる。
   ・運動の3法則を説明できるようになる。
   ・運動方程式を理解し、各種の運動で使いこなせるようになる。
   ・力学的エネルギー保存の法則を理解し、使えるようになる。
   ・熱力学の第1法則を使えるようになる。
   ・波の基本的な性質を把握する。
   ・音の共振・共鳴ならびにドップラー効果について説明計算できるようになる。
   ・光の反射・屈折・回折・干渉・分散・偏光の現象について説明計算できるようになる。
教科書
高等学校物理T  兵藤俊夫 他19名著   三省堂
高等学校物理U  兵藤俊夫 他19名著   三省堂
参考書
ハイパー物理T  三省堂
ハイパー物理U  三省堂
授業の進め方
授業は、基本的に教科書を中心にした講義形式で行う。物理を身近に感じ、理解を促すためになるべく多くの演示実験を取り入れる。また理解の定着をはかるために、授業の進行に合わせ、プリントを用意するとともに、適宜小テストや演習、宿題を課す。
授業内容
前期 後期
1 ガイダンス、物体の重心 1 試験解答と解説、温度と熱、内部エネルギー、
2 物体の重心、問題演習 2 気体の性質、気体の変化、電気とエネルギー、エネルギーの変換、
3 慣性の法則、運動の法則 3 問題演習、波の伝わり、波を表すいろいろな量、波の表し方
4 運動の法則 4 波の種類と波の図示、重ねあわせによってできる波
5 運動の法則の適用 5 ホイヘンスの原理、ホイヘンスの原理と回折・反射・屈折
6 運動を妨げる力が働く物体の運動 6 問題演習、音波とその性質
7 運動方程式を使いこなす、問題演習 7 音のいろいろな性質、弦の固有振動
8 中間試験 8 中間試験
9 試験解答と解説、 9 試験解答と解説、気柱の固有振動
10 エネルギー、仕事、運動エネルギー 10 共振・共鳴、ドップラー効果
11 運動エネルギー、位置エネルギー 11 問題演習、光の反射・屈折
12 位置エネルギー、力学的エネルギー保存の法則 12 光のつくる像、レンズとその像
13 力学的エネルギー保存の法則 13 光の回折と干渉
14 問題演習 14 光の分散・偏光、問題演習
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を75%、平常点(レポート、宿題、小テスト等)を25%で評価する。
学生へのメッセージ
物理では、現象を把握し考え方を理解してほしい。式や解き方を暗記するのではなく、式の意味を理解し、問題解決の手順を理解してほしい。