平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電気情報工学実験2 (前)伊月、先山、香川、(後)佐藤、馬淵、檀上、平野、王、先山 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
17831 4年 電気情報工学科 必修 5単位
授業概要
実際の装置、機器に触れることにより、電気機器、電子回路、専門科目の授業内容への理解を深め、それらの基本技術を習得するように指導する。また、各種機器、測定器、回路や素子、マイクロコンピュータなどの取扱いが身に付き、さらに、各テーマに対して教員との討議を通して、動作原理の理解、問題解決に向けての訓練を行うと共に、論理的な文章表現、プレゼンテーション能力が身に付くように指導する。
  到達目標
   ・電気情報工学に関する実験について、その目的が理解できること。
   ・実験内容(関連する専門知識)の理解ができること。
   ・班員と協力し、自主的に実験が行えること。
   ・与えられた課題・考察に対して解答できること。
   ・実験内容を図表などを利用して分かりやすくレポートに纏められること。
教科書
電気情報工学実験2指導書  新居浜高専・電気情報工学科編集
参考書
電気機器  藤田 宏著(森北出版)
電子回路第2版  桜庭一郎、熊耳 忠共著(森北出版)
電波工学  安達三郎、佐藤太一共著(森北出版)
マイクロコンピュータの基礎  森下 巌著(昭晃堂)
授業の進め方
前期は学科人数の半分ずつに分かれ、それぞれ共通実験、共通実習を行い、後半で交代する。後期は学科人数の半分が共通実験、残りが各人のコース別に分かれ、電気系、情報系の実験、実習を行い、後半で共通実験と交代する。実験終了後、1週間以内に報告書を提出させる。最後に口頭試問あるいは試験を行う。
授業内容
 【前期】
[共通実験]
 1.トランジスタ増幅回路の動作原理
 2.オペアンプ演算回路の実験
 3.回路や素子の構成回路と動作の説明(オペアンプを用いた発振回路例)
 4.CPUの動作と機械語によるプログラミング
[共通実習]
 1.電圧出力のデジタル測定(オペアンプ、AD・DA変換、PICマイコン)
 2.デジタルオシロとGPIB、LabViewによるデータ収録
【後期】
[共通実験]
 1.マイクロ波実験(定在波、周波数等の測定)
 2.アンテナ放射特性の実験
 3.光の波長と強度の実験
 4.回路や素子の構成回路と動作の説明(デジタル回路の基本動作)
[電気系実験]
 1.直流機の実験
 2.変圧器の実験
 3.同期機の実験
 4.誘導機の実験
[情報系実習]
 1.画像処理手法入門
 2.データベース処理入門
成績評価の方法
報告書の内容及び実験中の態度を70%、口頭試問あるいは試験を30%で評価する。なお、報告書が一つでも提出されない場合には単位は認定されない。また、欠席の場合には原則として追実験を行う。
学生へのメッセージ
実験中の注意点を良く守ること。特に、強電に実験では、高電圧や機械の高速回転により感電やモータに巻き込まれる等の危険を伴うので、慎重に取り組むと共に、危険を避ける方法を身に付けること。また、実験は班員がお互いに協力して行う共同作業であるが、常に自らが実験の中心となる気持ちで取り組むこと。無線従事者、電気工事士、電気主任技術者、情報処理技術者の関連項目である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-2,E-1 学習・教育目標
(生物応用化学)