平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
回路理論3 (前期)皆本佳計、(後期)稲見和生 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
17333 4年 電気情報工学科   2単位
授業概要
(1)ひずみ波交流をフーリエ級数を用いて表現することとその物理的意味を学ぶ
(2)電気回路の過渡現象の解析方法を学ぶ。
(3)グラフ理論的な考え方に基づいて、基本的な回路方程式の導出と解法を学ぶ。
(4)回路網を4端子回路で扱う方法を学ぶ。

  到達目標
   ・ひずみ波交流をフーリエ級数を用いて表現でき、その物理的意味が理解できること。
   ・過渡現象の解析ができること。
   ・4端子回路について、4端子定数を求め応用できること。
   ・基本的な回路方程式が立てられ、それが解けること。
教科書
基礎からの交流理論  小郷 寛 原著 小亀、石亀 著  (電気学会)
参考書
詳解 電気回路演習
授業の進め方
 教科書に沿って進めるが、省略する部分もある。ノートをきちんと取るように。試験はノート内容中心に出題する。また、区切りのいいところでできるだけ多く確認小テストを行う。
授業内容
前期 後期
1 ひずみ波交流と正弦波交流 1 直流電源回路の過渡現象 4
2 フーリエ級数 2 直流電源回路の過渡現象 5
3 フーリエ係数の計算法 1 3 直流電源回路の過渡現象 6
4 フーリエ係数の計算法 2 4 交流電源回路の過渡現象 1
5 フーリエ係数の計算例 1 5 交流電源回路の過渡現象 2
6 フーリエ係数の計算例 2 6 交流電源回路の過渡現象 3
7 フーリエ係数の計算例 3 7 過渡現象まとめ
8 中間試験 8 中間試験
9 ひずみ波交流の電圧、電流 9 4端子回路(概論)
10 ひずみ波交流電力 10 4端子回路(Y行列、Z行列)
11 過渡現象とはなにか 11 4端子回路(F行列)
12 直流電源回路の過渡現象 1 12 グラフ理論概要
13 直流電源回路の過渡現象 2 13 閉路方程式
14 直流電源回路の過渡現象 3 14 接点方程式
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
平常点=質問解答点(1回5点満点)+宿題(1問10点満点)で評価する。
ただし、平常点は最大50点までとする。
評点=100×(定期試験評点+平常点)/(100+平常点)
学生へのメッセージ
電気回路の問題を解くことは、電気電子工学の重要な基礎能力の一つであり、将来、いずれの分野を専攻しても、要求されるものである。できる限り多くの演習問題に接して、問題を解く要領を会得してほしい。電気工事士・電気主任技術者関連科目である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
A-1、B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)