平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
コンピュータハードウェア 伊月 宣之 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
17320 4年 電気情報工学科 1科目選択 2単位
授業概要
本講義では、マイクロコンピュータのハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等を理解するため、それらの概要について学ぶ。具体的には、それらの理解に必要なディジタル表現、ディジタル回路、CPUの仕組み、メモリや周辺回路、I/Oインタフェース等について学ぶ。さらに、最近の情報ネットワークの発展をも考慮して、ネットワークに関する初歩的なことも学ぶ。
  到達目標
   ・コンピュータの動作理解に必要なディジタル知識を修得する
   ・コンピュータのアーキテクチャ、メモリの構造について理解する
   ・コンピュータのインタフェースと周辺装置の概要について理解する
   ・コンピュータネットワークの仕組みについて理解する
教科書
計算機システム  春日健、舘泉雄治 共著  (コロナ社)
参考書
マイクロコンピュータの基礎 森下巌 著  (昭晃堂)
計算機システム  小高知宏  (森北出版)
授業の進め方
教科書の内容を中心に講義を進める。前期はディジタル回路やディジタル演算、CPUのハード・ソフト、後期はインタフェース関係について説明する。また、LAN、インターネットに関する講義も行う。
授業内容
前期 後期
1 受講ガイダンス、コンピュータシステムの構成・動作原理、ハードウェア・ソフトウェアの構成、2進数 1 インタフェース:概要、パラレルインタフェース、シリアルインタフェース
2 基数法の相互変換、正の整数の表現、負数の表現、小数点表示 2 インタフェース:USBインタフェース、IDEインタフェース、SCSIインタフェース、IEEE1394インタフェース
3 文字の表現、命令の表現 3 マイクロコンピュータのインタフェース
4 2進数による算数演算、基本組合せ回路・論理回路の簡単化 4 周辺装置:入力装置
5 フリップフロップ、カウンタ、レジスタ 5 周辺装置:出力装置、表示装置
6 2進加算・減算、・直列加算器 6 周辺装置:補助記憶装置
7 演習 7 ソフトウェア:OS、アプリケーション
8 中間試験 8 中間試験
9 アーキテクチャとは、データタイプ、レジスタセット、命令セット 9 ネットワーク:LANとインターネット
10 アドレス指定方式、アドレス空間とセグメント 10 ネットワーク:TCP/IP
11 マルチタスクと仮想記憶、保護機構、CISCとRISC 11 ネットワーク:TCP/IP
12 ROMとRAM 12 ネットワーク:イーサネット
13 メモリの階層構成 13 ネットワーク:イーサネット、DNSとURL
14 メモリの高速化手法 14 ネットワーク:ルータ、セキュリティ
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
中間・期末試験を80%、小テストを20%で評価する。
学生へのメッセージ
講義内容をきちんとノートにまとめ、毎週の授業内容を復習によってその都度理解しておくこと。ときどき小テストも行う。
電気工学実験2の後期で機械語、アセンブリ言語を扱うので、よく理解しておくこと。情報処理技術者試験関連科目。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)