平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電波法規 曽根 康人 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12470 5年 電気工学科 1単位
授業概要
電波の利用に関しては、どのような規則があり、どんな手続きが何故必要か、を知
ることによって、通信関係の業務を円滑に遂行できる能力を養うことを目標とする。
併せて無線従事者国家試験(第1、2級陸上無線技術士、第1級陸上特殊無線技士)
に出題される範囲の電波法令について述べ、理解を深めさせる。
  到達目標
   ・電波法における用語などを理解し、電波法の概要を理解できること。
   ・電波法に関する国家試験についての概要を理解できること。
   ・放送局の開設における電波法とのかかわりを理解できること。
   ・電波法の規則などについて理解を深めること。
   ・時代の流れの中における電波法を総合的に理解すること。
教科書
プリント
参考書
なし
授業の進め方
重要とされている部分を中心に板書しながら、適宜解説する。
具体的には、電波法令集の法律の部分を中心として、それに関連した規則の条文を
まとめながら、理解を深めてゆく。
授業内容
1週 電波法への入門T(用語の定義、電波に関する歴史)
2週 電波法への入門U(電波に関する国内法・国際法、電波法の構成)
3週 電波法への入門V(国家試験について。放送局の開設について。)
4週 無線局の免許
 1)無線局の免許と免許制度(欠格事由,免許申請の審査事項,予備免許の指定事項)
5週 無線局の免許
 2)免許の付与(工事設計の変更、落成後の検査、免許の有効期  間、免許状の訂正事項等)
6週 無線設備
  電波の質(周波数の許容範囲、占有幅の許容値、スプリアス発射の許容値)
7週 中間試験
8週 無線設備
   各種装置等(人体への安全施設、無線設備の保護装置、送信空中戦の型式、構成)
9週  無線局の運用
  通則(目的外使用の禁止、擬似空中線回路の備付け・使用、無線通信の秘密の保護)
10週 無線局の運用
  その他(呼出、応答から通信の終了まで、非常通信、試験電波の発射)
11週 中間試験
12週 無線従事者
   資格(資格の種類、操作範囲、選解任届、主任無線従事者)
13週 無線従事者
   免許(欠格事由、免許の取消および業務の停止、免許証の訂正・返納等)
14週 監督・罰則
  総務大臣の職権による変更(周波数、空中線電力、人工衛星の軌道)、無線局の検査(定期検査、電波の発射停止、無線免許の取消および運用制限、総務大臣への報告義務)
 なお、罰則については、その都度、関連条文のところで講義する。
15週 期末試験
成績評価の方法
定期試験を90%、受講態度を10%で評価する。
学生へのメッセージ
情報通信関係の最新ニュースや放送局についての話題も取り入れていきたいと考え
ている。したがって、時代の流れの中における電波法を総合的に理解して欲しい。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)