平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電力工学B 皆本佳計 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12433 電気工学科 選択 2単位
授業概要
3相送電、直流送電、線路定数、安定性、保護装置、故障計算、系統運用などの学習を通して、送電、配電の仕組みを修得する。
  到達目標
   ・3相送電の仕組みが理解できること
   ・送電特性が電気回路的に理解できること
   ・対称座標法を用いて簡単な不平衡故障計算ができること
   ・電力系統の安定度について、簡単な系統で説明できること
   ・電力系統の保護方式について説明できること
   ・電力系統に生じる異常電圧とその対策が説明できること
   ・直流送電の仕組みが説明できること
教科書
送配電工学[改訂版]  
参考書
新訂版 送配電  
授業の進め方
講義と演習を並行して進める。また、必要に応じて小テストやレポートの提出を行って、理解の程度を確認する。
授業内容
前期 後期
1 電力系統の発達と歴史 1 系統安定度:定態安定度
2 送配電設備と電気方式 2 系統安定度:過渡安定度
3 線路定数:抵抗とインダクタンス 3 安定度向上対策
4 線路定数:静電容量 4 電力損失と低減対策
5 送電特性:短距離送電線 5 電線の種類と性能
6 送電特性:中距離送電線 6 電線の振動対策
7 送電特性:長距離送電線と4端子定数 7 碍子と絶縁設計
8 中間試験 8 中間試験
9 電力円線図 9 異常電圧とコロナ
10 電圧降下 10 異常電圧とコロナの対策
11 単位法とパーセント法 11 直流送電
12 故障計算1 12 配電
13 故障計算2 13 電力系統の保護方式
14 故障計算3 14 電力系統の運用方式
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
試験の成績をA(100点満点)、小テストやレポートの成績をBとするとき、
 評価=(A+B)/(100+B)
で評価する。ただし、Bの得点は50点以下とする。
学生へのメッセージ
 電力工学2は前年度に学習した電力工学1や前期に学習する電気法規とともに電気主任技術者認定に必ず必要な科目の一つである。将来、電気主任技術者の認定を受けよう考えている人は必ず修得してください。電気を送るのに対して、故障対策、安定性、雷対策などさまざまなことを考慮してシステムが出来上がっていることを学習して欲しい。
 電気工事士・電気主任技術者関連科目である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)