平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
自動制御2 王 欣 通年
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
12421 電気工学科 2単位
授業概要
制御系の動作を解析する手法である周波数応答、安定判別法および制御系の性能に
ついて学習する。さらに、よりよい性能を持った制御系を設計する手法を学ぶ。
  到達目標
   ・制御系の動作を基本的な数学的手法を用いて解析できること。
   ・制御系の特性、性能およびその評価などを表現する考え方を修得すること。
   ・基本的な制御系の設計手法を身に着けること。
教科書
制御工学上「改訂版」  深海、藤巻 監修  (東京電機大学出版局)
参考書
「制御工学」 下西 二郎・奥平鎭正 著 コロナ社
授業の進め方
授業は教科書に沿って板書で進める。現象を物理的に理解できるように板書中に重要ポイントを明記する。また、学んだことがどのように使われているのかを理解させるために演習・小テストを行う。
授業内容
前期 後期
1 周波数伝達関数の概念 1 ナイキストの安定判別法3
2 周波数応答(ベクトル軌跡1) 2 ナイキストの安定判別法4
3 周波数応答(ベクトル軌跡2) 3 ナイキストの安定判別法5
4 周波数応答(ボード線図1) 4 制御系の性能とその評価(定常偏差1)
5 周波数応答(ボード線図2) 5 制御系の性能とその評価(定常偏差2)
6 周波数応答(ボード線図3) 6 制御系の性能とその評価(定常偏差3)
7 周波数応答(ボード線図4) 7 制御系の性能とその評価(過渡特性の評価)
8 中間試験 8 中間試験
9 周波数応答(ゲイン位相曲線) 9 制御系の設計仕様
10 安定性と特性方程式 10 制御系の設計(根軌跡法1)
11 安定判別(ラウスの安定判別法) 11 制御系の設計(根軌跡法2)
12 安定判別(フルビッツの安定判別法) 12 制御系の設計(サーボ機構:位相進み・遅れ補償の原理)
13 ナイキストの安定判別法1 13 制御系の設計(プロセス制御:PID制御の原理、設計手法1)
14 ナイキストの安定判別法2 14 制御系の設計(プロセス制御:PID制御の原理、設計手法2)
15 期末試験 15 期末試験
成績評価の方法
定期試験を70%、小テストや授業中の態度など平常点を30%で評価する。
学生へのメッセージ
4年の自動制御1からの継続科目である。
無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
B-1 学習・教育目標
(生物応用化学)