平成18年度

授業科目					担当教員				開講期
自動制御１					王　欣				後期
科目番号					対象学年				必修・選択の別		単位数
12411					電気情報工学科						1単位
授業概要 電気系、機械系、熱系など種々のシステムにおける現象を解析する有力な手法である、ラプラス変換法や制御システムを数学的に表現する伝達関数、また、制御系の応答について述べる。 ラプラス変換法および応用（微分方程式を解く）、制御系の表現法（伝達関数）・時間応答波形の導出ができることを目標とする。 　　到達目標 　　　・基本的な関数、線形２階微分方程式、積分などのラプラス変換および逆変換が変できること。 　　　・一次遅れ系および二次遅れ系モデル伝達関数が導出できること。 　　　・基本的な制御系の過渡応答を理論的に導出できること。 　　　・制御系の構成をブロック線図で表現できること。
教科書 「制御工学」　下西　二郎・奥平鎭正　著　コロナ社 参考書 制御工学上「改訂版」　　深海、藤巻　監修　　（東京電機大学出版局）
授業の進め方 授業は教科書に沿って板書で進める。現象を物理的に理解できるように板書中に重要ポイントを明記する。また、学んだことがどのように使われているのかを理解させるために演習・小テストを行う。
授業内容 1 制御理論の概念 2 基礎数学（複素数、複素関数） 3 微分方程式による制御系の表現 4 ラプラス変換１（定義、例題） 5 ラプラス変換の諸定理１ 6 ラプラス変換の諸定理２ 7 ラプラス変換法による微分方程式の解法 8 中間試験 9 基本的要素の伝達関数 10 ブロック線図（記号の定義と書き方） 11 制御系の過渡応答の概念（インパルス応答、インディシャル応答、ランプ応答） 12 制御系の過渡応答の概念（インパルス応答、インディシャル応答、ランプ応答） 13 基本的要素の過渡応答（比例要素、積分要素、微分要素、一次遅れ要素） 14 基本的要素の過渡応答（二次遅れ要素、むだ時間要素） 15 期末試験
成績評価の方法 定期試験を70%、小テストや授業中の態度など平常点を30%で評価する。
学生へのメッセージ 5年次の自動制御2に続く。無線従事者・電気工事士・電気主任技術者・情報処理技術者関連科目である。
学習・教育目標 (生産工学)				学習・教育目標 (システムデザイン工学)			B-1	学習・教育目標 (生物応用化学)