平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電気電子実験1 田中 大二郎・松友 真哉 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13822 電子制御工学科 必修 1
授業概要
電気基礎で学んだ電気・磁気に関する基礎的な現象を実際に観測し、実験を通して理解を深めると共に、基本的な電気・電子実験器具の使い方および実験報告書の作成法をマスターする。
  到達目標
   ・直流電圧計と電流計を用いて、電圧・電流を測定できる
   ・ジュール熱と水温の上昇、電力量が測定できる
   ・磁界中のコイルに流れる電流とコイルの振れ角の測定ができる
   ・交流電源を用てコイルのインダクタンスの測定ができる
   ・整流回路の製作とオシロスコープによる波形の観測ができる
教科書
電気基礎実験テキスト   電子制御工学科作成
参考書
電気基礎1(新訂版) 片岡 昭雄
授業の進め方
授業は、少人数の班に分かれて全班が同一テーマの実験を行う。実験に先立ち、実験テキスト、参考書、プリント等によって内容の説明を行う。
授業内容
1  電圧・電流の測定原理、電圧計の内部抵抗を考慮した抵抗の精密測定
2  テスターの使用法、抵抗、コンデンサー、ダイオードなどの測定と誤差の検証
3  電流と発熱、ジュール熱による水温の上昇と電力量の測定
4  電流による磁界分布の測定
5  磁界中のコイルに流れる電流とコイルの振れ角の測定1
6  磁界中のコイルに流れる電流とコイルの振れ角の測定2
7  種々の形状の電極を用いた食塩水中の電位(等電位面)の測定
8  <後期中間試験> 
9  前半の復習、コイルの作成、電磁誘導にかんするビデオ鑑賞 
10  交流電源を用いたコイルのインダクタンスの測定
11  鉄心の比透磁率の測定、空気ギャップのあるコイルのインダクタンスの測定
12  相互インダクタンスの測定、巻き数比と電圧比の関係の測定
13  コンデンサーの充電と放電特性の測定
14  整流回路の製作とオシロスコープによる波形の観測 
15  <学年末試験>
成績評価の方法
定期試験成績の成績40%、実験の報告書40%、実験の取り組み状況20%により評価する。
学生へのメッセージ
電気基礎1.2の受講を終えた者を対象に授業を進める。実験には必ず参加し、班員と協力して進めること。教科書の実験テーマに関連する項目を予め復習しておくこと。