平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
電子計算機1 栗原 義武 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
13331 3年 電子制御工学科 選択 1単位
授業概要
マイクロコンピュータの基礎として、2値信号による数値・符号表現、フリップフロップ、レジスタとカウンタ、デコーダとエンコーダ、双方向バス、メモリLSIなど、コンピュータの基本構成要素の動作機能を理解することを目標とする。
  到達目標
   ・2進数で数や文字を表現したり、2進表現からもとの内容を求めることができる。
   ・基本的なディジタルICの構造を理解し、簡単な論理回路をICを使って構成できる。
   ・アドレス信号によりデータ信号を選択することができる。
   ・メモリとCPUをつなぐ各信号について、図示により簡単な説明ができる。
教科書
マイクロコンピュータ講義  青木 由直・恩田 邦夫 著  (昭晃堂)
参考書
論理回路入門  浜辺 隆二 著  (森北出版)
授業の進め方
講義で教科書・板書で説明を行うとともに、質問したり黒板演習もする。
その他、復習理解度を確認するために理解度確認演習を行う。
授業内容
1 コンピュータの数値表現と演算
2 コンピュータの文字と記号の表現
3 ディジタルICの分類と特徴
4 ディジタルICの基本構成と論理動作
5 トライステート(3状態)ICと共通バス
6 3入力8出力デコーダとデータセレクタ3入力8出力デコーダとデータセレクタ
7 DフリップフロップとDラッチ
8 中間試験
9 カウンタとレジスタ
10 入出力の基本
11 マイクロコンピュータの基本構成
12 バス結合
13 半導体メモリの分類
14 半導体メモリの構成と動作
15 学年末試験
成績評価の方法
定期試験:70%、理解度確認演習:30%
学生へのメッセージ
本科目の受講に当たり、ディジタル回路1およびディジタル回路2の内容をよく理解しておくこと。
また、本科目は4年生での電子計算機2の基礎となるばかりでなく、4年生の必須科目である電子創作実習を行うのに必要な基礎知識となるので、きちんと自分のものにしておくよう努力すること。
最新技術を得るため、英語への拒絶反応をなくそう。そして、マイクロコンピュータの基礎と教科書を間違えないように。