平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
ディジタル信号処理 榊原 久司 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
61870 2年 生産工学専攻 選択 2単位
授業概要
コンピュータを用いてディジタル信号処理を行うための基礎知識を講義およびプログラミング演習を通して体得させる。プログラミング演習はC言語を用いて行い、コンピュータ活用に関する基礎知識についても講義する。移動平均、フーリエ解析の基礎などの信号処理に必要な基礎知識を工学と関連付けて活用する能力を身につけることを目標とする。
  到達目標
   ・ナイキストの標本化定理とエイリアシングが理解できること。
   ・移動平均を用いたデータ処理ができること。
   ・直交関数系の概念が理解できること。
   ・フーリエ級数展開の基本的計算ができること。
   ・高速フーリエ変換の利用方法が理解できること。
   ・サンプルプログラム(C言語)をコーディング、実行し、プログラムの動作確認ができること。
教科書
高専学生のためのディジタル信号処理  酒井幸市 著  (コロナ社)
参考書
わかりやすいディジタル信号処理  辻井重男、久保田一 著  (オーム社)
応用数学  田河生長 著  (大日本図書)
授業の進め方
黒板での演習とプログラミング演習で一区切りの内容を確実に理解させながら進める。授業時間中に理解させることに重点を置いている。
授業内容
1 量子化と標本化
2 エイリアシング
3 移動平均
4 波形の復元
5 フーリエ級数の数学的基礎
6 実フーリエ級数展開 1
7 実フーリエ級数展開 2
8 フーリエ級数展開と線スペクトル
9 離散フーリエ変換
10 高速フーリエ変換
11 窓関数
12 ディジタルフィルタ
13 ディジタル信号処理の応用例 1
14 ディジタル信号処理の応用例 2
15 期末試験
成績評価の方法
学年末試験60%、パソコン演習30%、問題演習10%で評価する。
学生へのメッセージ
三角関数の積分、オイラーの公式など数学の基礎知識が必要です。授業を聴いて理解不十分と思った時には「高専の数学」などで復習して下さい。
学習・教育目標
(生産工学)
A-2  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
  学習・教育目標
(生物応用化学)