平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
システム工学 深山幸穂 前期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
62823 電子工学専攻 必修 2単位
授業概要
与えられた課題を,対象とそれを取り巻く環境を含めたシステムとして捉え解決する能力を有する技術者を養成するため,分野横断的な知識を統一したフレームで思考できるシステム工学的なアプローチ法を学習する.
  到達目標
   ・システム工学的なアプローチ法の概略を知っている.
   ・系の物理的構造に着目した簡単なモデルを作成できる.
   ・統計的手法を用いて操業データから系のモデルを作成できる.
   ・モデルを用いて仮説を検定できる.
   ・EXCELを用いて線形計画問題が解ける.
   ・EXCELを用いて非線形計画問題が解ける.
   ・意思決定の手法の概略を知っている.
教科書
足立紀彦、酒井英昭、高橋豊、飯国洋二 「システム工学」 (コロナ)
参考書
奥野忠一ほか 「多変量解析法」 (日科技連)
室津義定ほか 「システム工学」 (森北)
奈良宏一ほか 「システム工学の数理手法」 (コロナ)
大野勝久 「Excelによるシステム最適化」 (コロナ)
田畑吉雄 「経営科学入門」 (牧野)
授業の進め方
講義および演習
授業内容
1 システム工学的なアプローチ法の概説
2 モデル化の意義と方法
3 物理的構造に着目するモデリング
4 シミュレーションの方法
5 確率・統計論の復習
6 統計に着目するモデリング
7 統計的推論
8 中間試験
9 最適化手法の位置付け
10 線形計画法
11 非線形計画法
12 市販ソフトを用いた最適化問題の解法
13 意思決定の手法(1)
14 意思決定の手法(2)
15 期末試験
成績評価の方法
定期試験70%、演習(レポート提出)30%
学生へのメッセージ
 本講義では,まず,システム工学的なアプローチ法の位置付けを概説した後,物理的構造に着目する場合と,統計に着目する場合の双方でモデリングの方法を例示する.次に,モデルに基づく予測や最適化の手法として,シミュレーション,線形計画法,非線形計画法,意思決定の手法を概説する.なお,各手法の理解を深めるため,単元のまとまりごに,パソコンを用いた演習課題を与える.
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
C-2 学習・教育目標
(生物応用化学)