平成18年度
授業科目 担当教員 開講期
システムデザイン工学演習 伊月・佐藤・香川・榊原・田中・松村 後期
科目番号 対象学年 必修・選択の別 単位数
62821 1年 電子工学専攻 必修 3単位
授業概要
各担当教官が選んだ課題(制御工学、電子工学などの専門知識の実問題への応用を主眼にする)への取組みを通してシステムデザイン能力、問題解決能力、コミュニケーション能力を養うことを目的とする。
  到達目標
   ・与えられた課題を、その周辺技術を含めたシステムとして捉え、課題解決の手段を広い視野で検討できること
   ・与えられた課題に対する解決策を立案できること
   ・解決策を具体的作業内容にブレークダウンし、作業計画を立案できること
   ・作業計画に基づいて、実際に作業を遂行できること
   ・演習課題をどのように解決したかを、わかりやすく報告書にまとめることができること
   ・作業内容・得られた結果などについて他の人にわかりやすく説明できること
教科書
各担当教官が選んだ課題に関連する資料
参考書
各担当教官に委ねる
授業の進め方
各担当教官が選んだ課題について、1〜2名で到達目標の設定、具体的作業内容へのブレークダウン、計画立案、実作業、報告書の作成など一連の設計業務を体験する。また、適宜、担当教官、グループ内学生で進捗状況報告会を行い、担当教官から適切なアドバイスを受け、発生した問題の早期解決を図る。
授業内容
 各課題1〜2名で、担当教官の指導の下に設計演習を行う。具体的なテーマの例を以下に示す。
1)2軸加速度センサを用いた傾斜測定
2)OpenGL を用いた学習支援を目的とするプログラムの開発
3)R8C/Tinyマイコンを用いた電子ルーレットの設計・製作
4)Visual C++を用いた物理シミュレーションプログラムの作成
5)校内案内板の製作
6)本科5年用実習教材開発(画像処理手法入門)
7)物理量の測定表示システムの開発
12月と2月に中間発表会と最終発表会を実施する。
研究というよりは、新規性はなくても体験して価値があり、達成感のあるテーマを行う。
成績評価の方法
評価配分:各担当教官評価50%、 発表評価50%(中間発表会25%、最終発表会25%)
各担当教官評価の内訳:取り組み状況、最終報告書を元に評価する。
発表評価の内訳:発表資料のわかりやすさ、説明のわかりやすさ、作業内容の充実度、理解度
発表会でコミュニケーション能力(論理的な文章表現能力、プレゼンテーション能力)を評価して、最低限必要なレベルに達しない場合には再発表もしくは発表資料の再提出を求める。
学生へのメッセージ
この演習を行うための時間として、週6時間、全体で90時間が用意されている。これだけの時間をかけて1つのテーマを実行するわけだから、真剣に取り組めば内容の理解のみならずシステムデザイン能力も十分身につくはずである。このことを十分認識して、自主的に行って欲しい。
学習・教育目標
(生産工学)
  学習・教育目標
(システムデザイン工学)
C-2 C-3 学習・教育目標
(生物応用化学)